日本アフリカ協議会
2025-11-19 13:59:54

日本とアフリカをつなぐ新たなエンタメ協議会の設立とその意義

日本とアフリカをつなぐ新たなエンタメ協議会の設立とその意義



近年、アフリカは音楽、映画、アニメ、ゲーム、ファッションといったクリエイティブ産業の急成長が目覚ましく、世界中から注目されています。その中で、日本のエンターテインメント企業とアフリカのクリエイターとの架け橋となる「日本アフリカエンタメ事業協議会(JAEBC)」が設立されました。この協議会は、アフリカにおける日本企業の事業展開を支援し、持続可能な市場を開拓することを目的とした非営利のプラットフォームです。運営は株式会社ステージバンクが担当します。

アフリカが注目される理由



アフリカでは、映画や音楽といったエンタメの成長が加速しています。最近では、ディズニーがナイジェリアのアニメスタジオKugali Mediaと共同制作したアニメ『Iwaju』が話題となり、ナイジェリアのアフロビーツがアメリカのビルボードチャートで旋風を巻き起こしています。ユニバーサルミュージックやNetflixなど、欧米の大手企業も相次いでアフリカの会社と提携し、文化の発信地としての地位を確立しつつあります。このような流れの中で、日本のエンタテインメント市場にとっても、アフリカは新たなビジネスチャンスとなるでしょう。

一方、日本のアニメやマンガは世界的に評価されていますが、アフリカ市場との接点は少なく、参入のタイミングを逃すと文化やビジネスにおいての主導権を失う危険性があります。そのため、JAEBCの設立は非常に重要な意義を持っています。

JAEBCの具体的な活動と目的



JAEBCは、日本企業がアフリカ市場にスムーズにアクセスできるためのサポートを提供します。具体的な活動内容として、月次ニュースレターの発行、国内外のゲストを招いた限定イベントの開催、現地視察ツアーの提供、エグゼクティブ向け戦略対話の実施などが挙げられます。これらの取り組みを通じて、アフリカのエンタメ産業に関する最新情報や投資トレンド、現地パートナー情報などを会員企業に提供することにより、ビジネス機会を広げることを目指しています。

また、JAEBCでは日本とアフリカ双方で大学生を中心としたユース組織を運営し、若者たちの声を聞くことで、日本のコンテンツに対する反応をリアルタイムで把握することが可能です。これにより、次世代の才能を育成し、両国のエンタメの架け橋となる人材を輩出することを計画しています。

ローンチイベント開催の様子



14年ぶりの日本でのTICAD9(第9回アフリカ開発会議)でアフリカの主要エンターテインメントプレイヤーとの交流を経て、その必要性が強まったJAEBCの設立。2025年11月10日には、渋谷で約80名の業界関係者が集まる中、ローンチイベントが開催されました。当日はアフリカのコンテンツの成功事例や日本企業の参入の可能性について熱い議論が交わされ、参加者からは「具体的な事業連携を進めたい」との前向きな意見が多数寄せられました。

日本アフリカエンタメ事業協議会の今後の展望



今後、JAEBCは日本企業がアフリカ市場にアクセスしやすくするための基盤を一層強化し、会員の募集も積極的に行っていく予定です。この協議会を通じて、日本とアフリカの文化やビジネスの交流が一層深まることが期待されています。

団体名:日本アフリカエンタメ事業協議会(JAEBC)

公式ウェブサイト:https://www.stagebank.jp/jaebc

お問い合わせ:[email protected]

持続的な共創のために、今後の活動にどうぞご注目ください。


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