海洋ごみ問題を楽しく学べる春まつりが瀬戸内で開催！

瀬戸内海を守る春まつりの魅力

2025年3月1日から2日、15日から16日にかけて、岡山県と広島県で「たべるあそぶまなぶ～日本財団海をたすける春まつり in 瀬戸内」が開催されました。このイベントは、日本財団が主催し、瀬戸内海の海洋ごみ問題に焦点を当てた体験型の展示イベントです。約2500人もの参加者が訪れ、楽しく学びながら海を守る大切さを体験しました。

イベントの魅力の一つは、人気のお寿司チェーン「かっぱ寿司」「すし遊館」「すし丸」とコラボして、海洋ごみについてクイズを解いたり、縁日で遊ぶことで集めたコインと引き換えにお寿司を楽しむことができる点です。

飯沼愛さんの特別な参加

イベントには、瀬戸内出身の女優・飯沼愛さんも特別ゲストとして来場しました。彼女は会場で体験コンテンツを体験し、特別ステージに出演。現地に集まったファンと共に海洋ごみ問題に対する意識を高めるためのメッセージを発信しました。

飯沼さんはインタビューで、「普段使っているものが海洋ごみになってしまうことを学び、エコバックを使うように心がけたい」と語り、参加者に環境への意識の重要性を訴えました。また、「瀬戸内海のきれいな景色を守りたい」という思いが込められたメッセージフラッグにサインもしてくれました。

楽しいクイズ＆トークショー

広島会場では、「海をたすけるクイズ&トークショー」が行われ、MCを務めたのは大人気コンビ、髭男爵の山田ルイ53世さん。彼は愛媛大学の出身でもあり、瀬戸内海に対する強い思いを持っているとコメント。「海を守る行動を学べる機会になれば」と話し、来場者たちと共に盛り上がりました。

飯沼さんとの掛け合いも面白く、彼女は初日の出を見に行くために毎年小豆島を訪れているエピソードを披露。参加者たちは、彼女の言葉に耳を傾けながら、自然と環境問題についての意識を高めていきました。

家族みんなで楽しめる参加型イベント

「たべるあそぶまなぶ～日本財団海をたすける春まつり」は単なる学びの場だけでなく、家族や友人と一緒に楽しむ参加型のイベントとしても魅力的です。縁日コーナーでは、子どもたちが海ごみをテーマにしたアクティビティに参加し、楽しく遊びながら海洋ごみについて考えることができました。

また、イベントに参加することで得られる「お寿司引き換えコイン」は、参加者にとって特別なご褒美復活の瞬間として楽しみを提供。このような工夫が、学びだけでなく実体験としても海を守る意義を感じさせてくれました。

瀬戸内オーシャンズX - 行動につなげる活動

本イベントは、「瀬戸内オーシャンズX」というプロジェクトの一環として開催され、瀬戸内海の環境問題への取り組みを進める企業や地域の連携の重要性を強調しています。また、子どもたちに向けた「海をたすけるももたろう」キャンペーンも展開しており、地域社会全体での意識向上を図っています。

日本財団が行う海洋ごみ対策への取り組みは、瀬戸内海だけでなく、全国の海の未来を守るために重要な活動となっています。参加者がそれぞれの家庭やコミュニティでの行動に結びつけて、この春まつりが一過性のイベントではなく、持続的な意識を育くむためのステージであったことが伝わってきました。

イベントを通じて、多くの人々が海を守るために自分たちにできることを考えるきっかけとなり、楽しいひとときを過ごしながら海洋問題についての理解を深められたことは間違いありません。これからも継続して、瀬戸内海をあたためる取り組みが広がっていくことを期待します。