豊中市消防局統計
2025-01-31 14:31:18

豊中市消防局、消防活動統計を発表 – 過去最高の救急出場件数を記録

豊中市消防局、消防活動統計を発表



豊中市消防局は令和6年(2024年)の消防活動統計をまとめ、火災や救急出場件数の詳細を公表しました。

1. 救急出場件数が過去最高



統計によると、令和6年の救急出場件数は驚異の28,473件に達し、前年比で663件の増加となりました。これは、約18.5分ごとに一件の救急出動があったことを示しており、過去最高の記録です。搬送された人員も25,452人と前年に比べて増加しています。特筆すべきは、豊中市において高齢者(65歳以上)の搬送が63.2%を占めることで、急病による出動が最も多く、一般負傷や転院搬送に続いています。

能勢町においても救急出場件数は679件で、こちらも急病や一般負傷が主な原因となっていました。高齢者の割合も70.2%と高い数値が報告されており、地域の高齢化が影響していることが伺えます。

2. 火災件数は安定傾向



火災件数は76件で、10年連続で100件を下回りました。前年に比べると22件減少し、4.8日に1件の割合となっています。特に豊中市では61件の火災が発生。火災原因としては、「たばこ」や「電気機器」、さらに「こんろ」といった家庭に身近な原因が目立ちました。

能勢町では15件の火災があり、増加傾向にあるのは「たき火」や「配線器具」によるもので、地域内でも火災発生のリスクがあることが懸念されます。

3. 救助活動の現状



今年は救助活動件数も523件ありましたが、前年比で31件減少しています。豊中市では512件の救助活動が行われ、特に「安否確認のためのドア等の開放」を伴う事故が多かったです。これに対し能勢町では11件の救助が報告されています。

4. 警戒活動の増加



火災や救急救助以外の警戒活動は2,776件に上り、前年比で224件増加。当局は日々の救急活動を支援する中で、交通事故やドクターヘリ要請時の安全管理にも注力しています。

これらの統計からは、高齢者の健康問題が今後の消防活動において重要なテーマであることや、地域の火災原因についての啓発が急務であることが浮かび上がります。豊中市消防局は、今後も地域の安全を守るための取り組みを強化すると共に、消防活動の透明性を高めるため、定期的な情報提供を続けていく必要があります。

詳細な統計は豊中市の公式ホームページにて確認できます。今後とも地域の皆様が安心して暮らせるよう、消防局は全力を尽くしていきます。


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