GSEA 2025 大阪大会の開催について
2025年11月19日、大阪で「Global Student Entrepreneur Awards (GSEA) 2025 大阪・神戸・瀬戸内大会」が開催されました。このイベントは、大学に在籍する学生たちが自らの事業を披露し、そのビジネスプランを競う場として知られています。世界76カ国の学生起業家が参加するこの大会は、EO(Entrepreneurs' Organization)が運営する国際的なイベントです。日本ではEO Japanが主催し、2014年からこの大会に参加しています。昨年には大阪や東京が含まれる全国6つの都道府県で地区大会が行われました。
GSEAの本質
GSEAは、賞金が100万円という国内最大級のコンテストである一方、参加者にとっての最も重要な点は「起業家としての覚悟」や「社会に対する貢献のあり方」に関する深い問いかけです。この大会は学生たちが自身のビジネスアイデアの背後にある「なぜ」を明確にし、事業を通じてどのように社会を良くしたいかを示す場でもあります。
評価項目には、まず「学生としての挑戦」が含まれ、さらに「ビジネスの意義」「社会貢献の意図」「起業家としての覚悟」が評価のポイントとなります。これに基づき、学生たちは自身のビジネスの背景にあるストーリーを情熱をもって伝えます。
地区大会の進行
今回の大会には、11名の学生が地域から集まり、それぞれの独自の体験をもとにした事業ピッチを行いました。登壇者たちはビジョンを強く持ち、場内に強い印象を与えるプレゼンテーションを展開していきました。
会場は熱気に包まれ、彼らの情熱に心動かされた聴衆と審査員たちが、真剣に耳を傾けます。緊張感の中、登壇する学生たちは自らの強い信念を表現し、経営者たちからチャレンジングな質問に対してもデータに基づいて応戦しました。このような真剣勝負の中、あらゆる可能性が広がっていきました。
審査員の紹介
今回の審査は、EO Japan会員であり、各界で成功を収めた経営者たちが担当しました。具体的には、BAEBY JOB株式会社の上野公嗣氏、夢見る株式会社の重見彰則氏、株式会社グリーンエナジー&カンパニーの鈴江崇文氏の三名がその役割を果たしました。彼らは、学生たちに単なるアドバイスを与えるだけでなく、自身の経験をもとにした「生きた知恵」を提供しました。
ピッチの結果
ピッチ終了後、審査員たちからは即座に名刺交換や個別相談のオファーが相次ぎました。このことからも、単なるコンテストの枠を超えた未来へのビジネスチャンスの場となったことが明らかです。その中でも、「株式会社YOMY」の安田莉子氏が1位に輝きました。
GSEA日本大会へ進出
本大会から選出された上位3名は、2026年2月27日に広島で開催される「GSEA 日本大会(決勝)」に進出します。このように、EO Japanは、学生起業家が持つ情熱と志を世界に通用する事業として育成するためのメンタリングやネットワーキングを引き続き行っていきます。
EO Osakaの今後
EO Osakaは、2010年に設立され、現在では130名以上の成長志向の起業家が在籍しています。15周年を迎えた今年、関西を起業家都市とするビジョンのもと、さらなるイベントを開催し続ける方針です。
詳しい情報やイベント参加の申し込みは公式サイトでチェックしてください。