ヴイストン株式会社の3D LiDARオプションが研究開発を支援
大阪府大阪市に本社を構えるヴイストン株式会社は、最新の「3D LiDARオプション」を発表しました。このオプションは、同社が手掛ける研究開発用台車ロボットに追加することで、より多様な研究や開発が可能となります。特に、自動搬送や自律移動といった分野では、3D LiDARによる高精度な測距が求められています。
 1. 3D LiDARオプションの特長
今回の3D LiDARオプションは、平面だけでなく高さの測距も可能なため、従来の2DタイプのLiDARでは捉えきれない複雑な環境にも対応できます。これにより、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)や自律走行の研究が大幅に進展することが期待されています。具体的には、街中や研究所内に存在する高低差のある障害物や、脚の細い椅子なども検出可能です。
 2. Livox Mid-360を活用した性能
この新しいオプションには、Livox社製の高性能3D LiDAR、Livox Mid-360が採用されています。このLiDARは360度全周をスキャンし、高さ方向においても59度の範囲をカバー、約40〜70mの距離を測定することができるため、多彩な用途に幅広く対応します。さらに、この3D LiDARの採用により、ロボットはより複雑な環境でも柔軟に対応することが可能になります。
 3. 適合したハードウェア構成
3D LiDARオプションは専用のフレームで固定され、バッテリーから給電を受ける仕様となっています。そのため、ロボットの移動性能に影響を与えることなく、効率良く使用することができます。また、接続するケーブルの方向も3種から選べるため、設置の応用性も高いです。今後の研究開発シーンでも活躍が期待されるでしょう。
 4. ROS 2での動作確認
このオプションは、ROS PC(NUC14)オプションと連携することで、ROS 2 Humbleの下で動作確認済みです。これにより、3D LiDARを用いた開発プロジェクトを素早く立ち上げられる環境が整っています。ただし、サンプルプログラムは用意されておらず、ユーザー自身による開発が求められます。
 5. 販売について
この3D LiDARオプションは、ヴイストン社の公式Webショップで購入可能です。価格は176,000円(税込)で、同時に台車ロボット本体を注文する際にはオプションとして追加できます。詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト: 
ヴイストン株式会社
 6. お問い合わせ
何かご質問がある場合は、ヴイストン株式会社まで直接お問い合わせください。カスタム固定フレームについてなどもご相談に応じています。
Email: 
[email protected]
この新しい3D LiDARオプションによって、研究開発の現場は確実に革新がもたらされるでしょう。今後の発展に目が離せません。
 
 
 
 
