HIKEとヨンサン大学、アニメーション分野での産学協力を締結
株式会社HIKE(本社:東京都新宿区、代表取締役:三上政高)は、韓国のヨンサン大学アニメーション学科と新たな産学協力の覚書(MOU)を締結しました。この取り組みは、アニメーション業界における教育コンテンツの開発や、共同プログラム、さらには学生のポートフォリオ共有を通じての採用支援に焦点を当てています。
調印式はヨンサン大学の海雲台キャンパスで盛大に行われました。式には、ヨンサン大学のブ・グウク総長やオ・スヨン文化観光大学の学長をはじめ、多くの学生が参加。HIKEからは、代表取締役の三上とデジタルアニメーションスタジオ「100studio」の代表、堀口広太郎氏が出席し、両者の協力の意志を強く確認し合いました。
MOU締結の背景
HIKEは2024年8月に、100studioの海外拠点としてソウルに「100studio Seoul」を設立する予定です。現在、約20名のスタッフがこのスタジオで活動中。HIKEならびに100studioは、韓国国内の教育機関や企業との連携を深め、アニメーション制作におけるグローバル競争力を高めるための施策を積極的に推進しています。
今回の提携により、韓国国内におけるクリエイターネットワークの拡大や採用の強化も見込まれています。今後は、インターンシッププログラムや現場実習、卒業作品の評価、さらにはメンタリング支援を通じて、学生が実践的な経験を積む機会が増え、卒業後にはグローバルなアニメーション業界で活躍できるように支援する予定です。
100studioスタジオ代表 堀口広太郎のコメント
堀口広太郎氏は「100studio Seoulでの活動を通じて、韓国のアニメーション人材が持つ高い潜在力を実感しました。今後はヨンサン大学とさらなる連携を深め、アニメーション専攻の学生が素晴らしい作品を生み出せるようサポートしていく」と述べています。
100studioについて
「アニメーションを通じて人の心を豊かにする」ことを目的とし、「クリエイターを支えるスタジオ」として活動を開始した100studio。2021年5月の設立以来、テレビ、劇場、配信、ゲーム、ミュージックビデオなど、あらゆるアニメーション映像の企画・制作に取り組んでいます。さまざまなプロジェクトを通じて、アニメーション制作の実績も着実に積み重ねています。
特に注目されるのは、2024年6月に公開予定のオリジナル劇場アニメ『数分間のエールを』や、同年7月放送予定のTVアニメ『この世界は不完全すぎる』など、多彩なジャンルでの作品が予定されています。
結論
HIKEとヨンサン大学の協力により、今後のアニメーション業界はさらなる進化を遂げることが期待されています。若い才能が育まれることで、将来的に韓国だけでなく、国際的な規模でクリエイティブな活動が発展することでしょう。こちらの取り組みから、多くの素晴らしい作品が生まれることを楽しみにしています。