九州から世界へ発信!大阪・関西万博での海洋プラスチック問題への取り組み
2025年10月13日、大阪・関西万博が閉幕し、九州からのプロジェクトが大きな注目を集めました。海洋プラスチックごみ問題に立ち向かう「唐津Farm&Food」とその連携チームは、各地の高校生や市民と共に様々な活動を展開しました。
唐津Farm&Foodの存在意義
NPO法人唐津Farm&Foodは、地域の学生や企業と協力し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。特に、海洋プラスチック問題に対しては、対馬市、金沢美術工芸大学、SARAYAと連携し、「対馬ウィーク」に参加しました。その中で、地域の海洋環境を守るための啓発活動を行い、来場者に海の未来について考える機会を提供しました。
波の願いを込めた「波絵馬」展示
「BLUE OCEAN DOME」では、九州探検隊によるワークショップや波をモチーフにしたアップサイクル作品「波絵馬」が披露されました。参加者は、対馬で回収したペットボトルキャップを再生し、波形の絵馬に自分の「海への願い」を記入し、多くの人々に展示されました。約300枚の波絵馬には、子どもたちの真剣な思いが込められており、この試みは来場者に感動を与えました。
TEAM EXPO Pavilionでの発表
2025年9月20日、唐津南高校「虹ノ松原プロジェクトチーム」は、TEAM EXPO Pavilionで独自の循環共生モデル「唐津南式 循環共生サイクル」を発表しました。松葉堆肥や地域の海洋プラスチックを利用したこの取り組みは、持続可能な地域の在り方として多くの参加者の注目を集めました。高校生たちによる意欲的な発表は、未来の世代に向けた希望の灯となりました。
SDGs賞の受賞
唐津Farm&Foodと有志の「九州探検隊」は、持続的に取り組んできた海洋プラスチックごみ問題の活動が評価され、SDGs賞を受賞しました。この受賞は、地域の市民と学生、企業、自治体の連携による成果であり、国際的な舞台で認められたことは、今後の活動へのさらなる意欲となります。
未来へのつながりを生む活動
唐津Farm&Foodは、オランダ発のオープンソース循環システム「Precious Plastic」を活用し、海の資源を大切にする社会を築くための活動を進めています。来場者との共創を通じて、廃棄物を再生し、地域の文化と環境意識を高めていくことが彼らの使命です。今後も、海洋プラスチック問題に対する新たな社会モデルの推進を続け、地域の宝を大切にしていくでしょう。
地域から世界へ発信
唐津Farm&Foodを中心に、海洋プラスチックというテーマに対立し、地域の力を結集した取り組みは、単に問題解決に留まらず、未来への希望を感じさせるものでした。波絵馬を通じてつながった思いや、学校や地域が一丸となった活動は、どのように環境問題に向き合うかの大きな示唆を与えてくれます。これからも九州から世界へ、この意義深い活動が広がることを期待しています。