地元の魅力再発見!陶磁器の名品展
京都府綾部市にあるグンゼ博物苑「集蔵」では、2月7日から地元出身の人間国宝による陶磁器名品展が開催されます。この展覧会では、重要無形文化財保持者である神農巌さんの青磁堆磁瓶をはじめ、前田昭博さんの白磁面取壺、さらに前田正博さんの色絵洋彩花入など、約60点の名品が紹介されます。
開催概要
- - 日時: 2月7日(金)~2月11日(火・祝) 10:00~17:00
※2/11においても開苑。
京都府綾部市青野町膳所1番地
この展示は、グンゼ株式会社が地域社会とのつながりを大切にする中で実現しました。地元の陶磁器作家たちが手がけた作品を通じて、故郷の文化や美を再発見する機会となります。
出展作家のご紹介
名品展には、多岐にわたる陶磁器作家が参加。在籍する作家は人間国宝をはじめ、安食ひろ、安倍安人、有本空玄など、実力派の作家ばかりです。知る人ぞ知る名品が展示され、日頃なかなか目にすることのない作品も揃っています。この展覧会を利用して、地元の新たな文化に触れることができる貴重な機会です。
特に注目すべきは、人的国宝として知られる神農巌さんの作品。青磁堆磁瓶は、見事な釉薬使いが際立っており、視覚的な美しさはもちろん、触れればその温もりも感じられます。また、前田昭博さんの作品である白磁面取壺は、シンプルながらも品格があり、展示される美しさは一見の価値があります。
グンゼ博物苑「集蔵」とは
グンゼ博物苑「集蔵」は、創業100周年を記念して1996年に開苑されました。大正時代に使用されていた繭蔵をリニューアルしたこの施設では、地域のイベントや展示会などが繰り広げられています。地元の魅力を再認識できるよう、様々な文化活動に繋がっています。
ギャラリー「落紫舎」
さらに、陶磁器作家たちの作品を展示するギャラリー「落紫舎」も要注目です。このギャラリーでは、ニューヨーク・メトロポリタン美術館に収蔵される作家による名品や、日本陶芸展グランプリ受賞作家の陶磁器など、数多くの実績ある作品が並びます。地域の方々が名品を間近で体感できるような場を作り上げています。
終わりに
この陶磁器名品展を通じて、地域の人々や訪問者が地元の芸術や文化に触れることができる貴重な機会となるでしょう。美しい作品に囲まれながら、日常から離れてゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、2月の飛び立つような寒い時期に足を運び、地元の文化の素晴らしさを再発見してください。