四天王寺高校生が開発した新機能ランドセル「ぴたかる」を発表！

四天王寺高校生の挑戦と新しいランドセルの誕生

大阪・関西万博で発表された「ぴたかる」は、四天王寺高校の学生たちが考案した新しいランドセルの負担軽減機能です。セイバンはこのイノベーションの製作を支援し、その過程や背景を共有します。

「ぴたかる」とは何か？

「ぴたかる」は、ランドセルの中に取り付けることで荷物を背中側に固定し、重心を安定させる付属品です。これにより、子どもたちの身体への負担が大幅に軽減され、自然な姿勢を保ちやすくなります。これまでのランドセルに関する課題を解決するために特許も出願中です。

セイバンの思い

株式会社セイバンは、約80年間「子ども想いの愛情品質」をテーマにランドセルを制作してきました。特に「ランドセルの重量による小学生の姿勢崩れ」という現代の問題に取り組むため、四天王寺高校の学生たちと協業しました。学生たちの情熱と革新的なアイデアに共感し、サポートを決意しました。

学生たちの熱意とプロセス

四天王寺高校の学生たちは、姿勢の悪化がもたらす問題の解決に取り組む中で、自らのアイデアを実現させることに大きな喜びを見出しました。彼らは、まず「良い姿勢」を無意識のうちに促進するべく、ランドセルを背負ったままでも姿勢を良好に保てる機能を考案しました。「ランドセル症候群」という心理的・身体的な問題にも配慮した開発が行われました。

技術革新の挑戦

学生たちは、アイデアの具現化や他社製品との差別化に苦労しました。軽量な素材の採用や固定具の安定性を追求するために、何度も試作と検証を行い、3Dプリンターを用いた新たなベルト固定タイプを採用することに成功しました。

学生とセイバンの共同作業

セイバンの開発担当者は、学生たちと共に、負担軽減という目標を実現するために苦労を共にしました。毎回の打ち合わせでは、アイデアを元に一緒に改善を図り、強い想いを持つ学生たちの姿が印象に残ったと言います。

2025年の夢と展望

大阪・関西万博での発表は、商品化に向けた第一歩です。今後は販売を最終目標に、ヘルスケアに関する課題にも取り組んでいきます。開発者たちは、子どもたちの健やかな成長を支えることを目的に、さらなる商品開発を進める意向を示しました。

セイバンの理念

セイバンは、「愛情のものづくり」を通じて、子どもたちの健やかな成長を願い続けています。「ぴたかる」の開発により、未来のランドセルが子どもたちにどのような影響を与えるのか、期待が高まります。セイバンは、これからも「子ども想いの品質」を追求し続け、ランドセルを通じて多くの喜びを提供していきます。

会社概要

株式会社セイバン
代表：泉貴章
所在地：兵庫県たつの市龍野町片山379-1
企業サイト：セイバン公式サイト
事業内容：ランドセル／関連グッズの企画・製造・販売/F
その他鞄の企画・販売／保育事業／メディア事業

「ぴたかる」を通じて、これからの子供たちの健やかな未来が築かれていくことを期待しています。