いつのまにか骨折の危険性とは?
最近注目されている「いつのまにか骨折」。これは特に高齢者に見られる現象で、年齢と共に脆くなった背中の骨が、日常生活の小さな圧力によって破損してしまうことを指します。驚くべきことに、この骨折は痛みを伴わないことが多く、本人が気付かないまま進行するのです。このため、多くの方が自分の骨の健康状態を把握できず、放置するケースが増えています。
痛みのない骨折のリスク
この「いつのまにか骨折」、もし一度骨折が起きるとそれが連鎖的に続く恐れがあります。骨が脆くなっている状態で再度圧力が加わると、他の部位でも同様の症状が現れる可能性があるため注意が必要です。また、骨折によって身体が動かなくなると、運動不足から代謝が悪化し、認知症のリスクも高まるというデータも存在します。
骨粗しょう症が進行する原因
「いつのまにか骨折」の主な原因は骨粗しょう症です。この病気は、骨密度が低下し骨がもろくなることで発生しますが、男女問わず影響を及ぼします。特に女性は、閉経後にホルモンバランスが崩れやすく、そのため骨質が低下しやすくなります。しかし、最近では男性にも同様のリスクがあるということが報告されており、全ての年代の方々が注意を払う必要があります。
健康な骨を保つための対策
では、どのようにして「いつのまにか骨折」を防ぐことができるのでしょうか?専門医によると、以下の三つの柱が鍵となります。
1.
定期的な検診
骨密度を計測し、健康を確認するための「YAM(ヤム)値」という基準が役立ちます。これにより、自分の骨密度がどの程度かを知ることができます。
2.
栄養バランスの取れた食事
骨を強くするためには、カルシウムやビタミンD、マグネシウムを意識的に摂取することが重要です。特に乳製品や小魚、大豆製品を積極的に取り入れ、食事の摂取時間にも工夫しましょう。
3.
適度な運動
骨の強化には、適度な運動が欠かせません。背筋を正しく保つ「背筋ピン体操」、インナーマッスルを鍛える「おなかピタ体操」、さらに「かかとストン体操」など、簡単にできるエクササイズを日常に取り入れることで、効果が期待できます。
骨の健康チェック
あなた自身の骨の健康状態を確認するためにも、骨粗しょう症のセルフチェックを行い、自分のリスクを理解することも重要です。また、普段の生活に飛躍的に役立つアドバイスやその詳細は、11月23日(日)の放送で詳しく紹介されます。ぜひお見逃しなく。
放送日時: 2025年11月23日(日) あさ7:00
メインMC: 石丸幹二
サブMC: 坂下千里子
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