GMOペイメントゲートウェイとAllganizeがAI決済の新時代を開く連携を発表

オンライン決済とAIが交差する、革新的な連携

近年、デジタル化が進む中、企業の業務効率化は喫緊の課題となっています。その解決策として注目されているのが、GMOペイメントゲートウェイ株式会社とAllganize Japan株式会社の連携です。この連携により、GMOが提供するオンライン決済インフラ「fincode byGMO」と、Allganizeが展開する生成AI・LLMプラットフォーム「Alli LLM App Market」のAIエージェントが統合され、企業の生産性が大幅に向上することが期待されています。

連携の背景

GMOペイメントゲートウェイは、日本国内で初めてPSP（Payment Service Provider）として、より柔軟な決済ソリューションを提供するために革新を続けています。GMOイプシロンが展開する「fincode」は、エンタープライズ企業からスタートアップまで、さまざまな事業者に適応可能なオンライン決済インフラです。このインフラは、拡張性やユーザビリティに優れ、顧客管理や販売管理などの多様なシステムと連携可能です。

Allganizeは、ノーコードでAIエージェントを構築できる「Agent Builder」を提供し、企業が自社の特性に合わせたAIを簡単に導入できる環境を整えています。この連携により、企業は営業、経理、マーケティングなどの業務をAIエージェントに自動化させることで、負担を軽減し、より戦略的な活動に時間を割けるようになります。

連携の概要

具体的には、「Alli LLM App Market」の「Agent Builder」と「fincode」が連携し、ユーザー企業は自社の決済環境を活用して、AIエージェントを介して様々な業務を自動化できるようになります。AIエージェントは、オンライン決済の操作に加え、データ登録や出力、外部システムとの統合を行うことができるため、業務の効率が格段に向上します。

連携の具体例

例えば、未回収債権の業務を持つ企業では、AIエージェントが未入金の取引先を自動的に特定し、請求書の再発行や支払い依頼のメール配信、入金状況の報告を行うことが可能です。これにより、バックオフィスの業務負荷を大幅に軽減することができます。

また、AIエージェントは顧客データを分析し、そのデータを元にパーソナライズされたプランを提案し、オンライン決済リンクを自動で生成することも可能です。これにより、顧客の契約から登録までのプロセスがシームレスに進行します。

データドリブンでの戦略的マーケティング

この連携により、企業はデータドリブンなマーケティング戦略を立案できるようになります。顧客管理や販売管理システムから収集されたデータをAIエージェントが分析し、付加価値の高いマーケティング戦略を展開できます。

各社の思い

GMOペイメントゲートウェイのR&D室長、駒井直様は、今回の連携がAI時代にふさわしい新たなユーザー体験を生むことを期待しており、GMOイプシロンの中谷仁貴様も「fincode」の機能を通じてEコマースとデジタル請求の未来を切り拓くことに意義を感じています。

AllganizeのCEO、佐藤康雄は、AIエージェントの導入が業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）を加速すると述べ、自身もこの変革を実感しているそうです。