老舗メーカーが自社ECで成功を収めた理由とは?
現代のEC市場では、モール型ECが強力な存在となっていますが、その一方で、多くの企業は出店手数料の高騰や過剰な価格競争に悩まされています。こうした状況を打破するために、多くの企業が自社ECに目を付けていますが、実際には「サイトを作っただけ」で終わり、なかなか売上には結びつかないといった現実が待ち受けています。これは、自社EC運営の難しさが原因です。
自社ECの壁を乗り越えて
オーロラ株式会社は、傘やスカーフ、帽子といった服飾雑貨を手がける老舗メーカーであり、自社ECを成功に導くためには専門的なリソースの確保が必要であると痛感していました。「掲載するだけで手一杯」という状況から脱却するために、EC専門のコンサルティング企業『株式会社これから』と手を組み、3年にわたる伴走支援を受けることになりました。
このパートナーシップを通じて、オーロラは自社EC事業を急成長させ、初年度の売上を5ヶ月で達成するなどの成果を上げました。いかにして、従来の運営スタイルから脱却し、自社ECを主力事業に育て上げたのでしょうか。
専門的視点の重要性
オーロラが成功を収めた背景には、専門知識を持つ外部パートナーとの協働があったことが挙げられます。同社は、自らの「こうしたい」という感覚を、ECの専門知識を持つパートナーと共に実現する形で具体化していきました。これまでの古い手法を乗り越え、ブランドの世界観を表現する新しいサイトを構築しました。
特に印象的なのは、オーロラが開発した「東レ サマーシールド®」のヒットです。これは、実店舗における顧客のニーズをWebにおいても反映させるために、データ分析と現場の気づきを融合させた結果生まれました。こうした具体的なアプローチが、EC市場での差別化につながったのです。
改善を続ける生きたECサイト
オーロラと『これから』の連携は、決して一方通行のものではありませんでした。サイト公開をゴールとするのではなく、運営しながら得られるフィードバックを活用し、常に改善を続ける姿勢が重要でした。両者が徹底して「ユーザー視点」で共有し続けることで、ECサイトは形骸化することなく、持続可能な成長を遂げています。
今後の展望
3年にわたる取り組みを経たオーロラは、今後は這い上がった自社ECを武器に、海外市場に挑戦する計画です。老舗メーカーがどのようにして自社ECを成長させ、新たな舞台に足を踏み入れるのか、そのプロセスは多くの企業にとっても参考になることでしょう。ECの専門家である『株式会社これから』との連携によって、新たな挑戦と成長が期待されます。