音楽界の重鎮、高橋悠治の名前を知っている方は多いはず。本記事では、彼がプロデューサーとして手掛けるコンサートシリーズの第2弾『MULTIPLE』についてお知らせします。この公演は、2026年4月25日(土)に代官山・ヒルサイドプラザで開催されます。
第1弾のコンサートは昨年11月に行われ、作曲家でピアニストの高橋悠治によるソロ演奏が即完売したことからも、このシリーズの注目度が伺えます。今回は、さまざまなアーティストを招聘し、2010年代に発表された高橋作品を通じて、多層的な音楽体験を提供します。
出演者は、ピアノを担当する高橋悠治と渋谷慶一郎、サックス演奏の菊地成孔、ヴァイオリンの石上真由子、そしてリーディングを担当する朝吹真理子という豪華な顔ぶれです。このコラボレーションは、高橋の幅広い音楽性を引き出し、彼の作品がどのように新たな視点を与えるのか、非常に楽しみなポイントです。
公演のプログラムには、以下の楽曲が組まれています。
- - Basilic de Messine (2019) ーPiano 高橋悠治
- - 星火 Seong-hwa (2005) ーViolin 石上真由子
- - 網膜裂孔 Retinal Tear (2013) ーSax 菊地成孔、Reading 朝吹真理子
- - BLUE (1998/2026) ーPiano 高橋悠治
- - ゆく道は砂の流れ ce cours de sable qui glisse... (2014) ーPiano 渋谷慶一郎、Reading 朝吹真理子
- - Alamkara Improvisation (2017/2026) ーPiano 高橋悠治、渋谷慶一郎、Sax 菊地成孔
- - 水に走る影 Moving Shadows Underwater (2014)ーPiano 高橋悠治
- - 時 Die Zeit (2024) ーPiano 高橋悠治、Violin 石上真由子
この中には、高橋悠治が作曲した多様な音楽の断片が含まれており、同時に渋谷慶一郎による新しい作品も披露されます。これにより、聴衆はあたかも音楽の海を漂い、偶然の出会いや発見に満ちた時間を過ごすことができるでしょう。
渋谷慶一郎は、今回のコンサートに向けたプログラム作成にあたり、演奏家との連携を大切にしていると語ります。高橋悠治と出会った際のインスピレーションを元に、彼の音楽の可能性を引き出す試みとして、他のアーティストを迎え入れ、多様なアプローチで作品を表現します。
チケット情報は公式サイトに記載されており、一般料金は前売りで6,500円、学生やクラブヒルサイドの会員は6,000円とお得です。当日券も用意されていますが、ぜひ事前にチケットを確保してください。
高橋悠治は、1938年生まれの作曲家で、フランスやドイツで現代音楽のピアニストとして名を馳せた後、1972年に帰国。以来、環境音楽やオペラなど多岐にわたる作品を発表してきました。彼の作品に触れることができるこの貴重な機会、ぜひご参加ください。
その他、クラブヒルサイドの特設ページでは、高橋の選書による本棚や関連イベント情報も公開されています。音楽と文学が交差する瞬間を、ぜひ体験してみてください。