舞台『パレード』上演
2025-08-23 12:38:25

空間に潜むリアルを描く舞台『パレード』が10月に上演!

舞台『パレード』が再び登場!



吉田修一の著作による名作小説『パレード』が、新たな形で観客の前に戻ってきます。原作は2002年に初版が出版され、瞬く間に話題を呼び、第15回山本周五郎賞を受賞。その後、2010年に映画化され、さらには2012年に舞台化されるなど、多くの人々の心に刻まれている作品です。特に、2022年7月には新国立劇場 小劇場で上演され、好評を博しました。

そして今回、3年の間を置いて、舞台『パレード』が10月にシアターHで上演されることが決まりました。

脚本と演出は平塚直隆



本作の脚本と演出を担うのは、現代演劇を得意とする平塚直隆。彼は、「ここでいいです」で佐藤佐吉演劇賞2013優秀脚本賞を受賞するなど、数々の受賞歴を持つ実力派です。彼の手によって、新たな視点が加わり、物語にさらなる深みがもたらされています。

物語の舞台は5人の若者の共同生活



物語の中心となるのは、様々なバックグラウンドを持つ5人の若者たち。彼らは都内の2LDKアパートでルームシェアをしながら生活しています。全5章で構成された本作は、良介、琴美、未来、サトル、直輝の五人それぞれが異なる視点から物語を描き出していきます。

共同生活の中で、彼らは不安や焦燥感を抱えつつも、時には自らの気持ちを隠すために“本当の自分”を演じているのです。その状態に新たに加わる男娼のサトル。彼の存在は、静かな共同生活に変化の波をもたらします。

現代の若者たちの実情を映し出す



原作が刊行されてから20年が経つ今、作品が描く感覚はむしろ社会にとって当たり前のものになっています。特に、Z世代と言われる若者たちにとって、複数の側面を使い分けながら生きることは「特別ではない」という意識が浸透。琴美が「リビングはチャットのような場所」と表現したその感覚は、今の社会でも共感を呼ぶものです。

日常の中に潜むわずかな違和感や、思わぬ現実と向き合う姿勢が、本作品の魅力。観客はフィクションとしての体験をしながらも、どこかで自分と重ね合わせることができるでしょう。

知名度抜群のキャスト陣



舞台『パレード』では、豪華なキャストが顔を揃えています。馬場良馬が伊原直輝役、岩田陽葵が相馬未来役、伊藤理々杏(乃木坂46)が大垣内琴美役、宮地樹が小窪サトル役、安藤夢叶が杉本良介役を演じます。さらに、女役を佐藤礼菜が務める予定です。

公演情報



舞台『パレード』は、2025年10月24日から11月1日までシアターHで上演されます。チケットは税込で特典無しが11,000円、特典付きが13,200円。さらにリピーター特典も用意されているので、何度でも楽しむことができます。

情熱的な演劇体験を求める方、ぜひこの『パレード』にアクセスして、現代を生きる若者たちのリアルな物語を体感してください!

公式情報



公演の詳細やチケット情報は公式サイトをご確認ください。

公式HP: https://parade-stage.com
公式X: @parade_stage


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