日本製紙クレシア京都工場が新たな再生可能エネルギーサービスを開始
日本製紙クレシア株式会社が、京都工場にてオンサイトPPA(Power Purchase Agreement)サービスを導入しました。この取り組みは、Daigasエナジー株式会社と株式会社山善が協力して立ち上げた共同事業「DayZpower」に基づいています。
DayZpowerの概要
この共同事業では、山善が同社の顧客や取引先を中心に太陽光発電の提案を行い、Daigasエナジーは発電システムの設計及び維持管理を担当します。具体的には、日本製紙クレシアの京都工場に4,057kWの太陽光発電システムが設置され、発電された再生可能エネルギーによる電力が20年間にわたり供給されることになっています。
環境への配慮
このプロジェクトにより、年間約1,853トンのCO2排出削減が見込まれています。これは、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩であると言えます。今回の京都工場への設置は、DayZpower社としては最大規模の取り組みとなります。
これまでの実績
日本製紙クレシアはこれまでにも、ダイガスグループの方針に基づき、再生可能エネルギーの導入を進めています。2023年3月には開成工場に439kWの発電システムを設置し、2024年9月には興陽工場に320kW、さらに2024年12月には東京工場にも320kWのシステムの導入が予定されています。これらの取り組みにより、段階的にさらなる再生可能エネルギーの普及が目指されています。
企業の使命と未来
Daigasグループは、2025年2月に発表した「エネルギートランジション2050」に基づき、脱炭素社会の実現に向けた技術やサービスの開発に尽力している企業です。気候変動や社会課題の解決を目指すことで、生活やビジネスをより良い方向へと進化させることを目的としています。
この新たな取り組みは、日本製紙クレシアだけでなく、地域社会や広く環境全体に対しても大きな影響を与えることが期待されています。再生可能エネルギーの導入が進む中、私たち一人ひとりもサステナビリティの重要性を再認識し、未来への責任を果たしていく必要があると感じさせられます。これからの展開が楽しみですね。