製造業の人手不足を解消する少人数対面研修サービスがスタート
株式会社ティーネットジャパンは、2025年6月26日より、機械設計や電気設計、生産技術者を対象とした「製造業向け技術研修サービス」を提供開始すると発表しました。このサービスは、少人数対面に特化した研修プログラムで、実践的な「ものづくり体験」を通じてエンジニアの育成を目指しています。
背景にある製造業の課題
近年製造業では、人手不足が深刻な問題となっています。特に機械系や電気系のエンジニアが不足しており、大学では関連学部の減少も影響を与えています。その結果、未経験者の育成が急務となっているものの、現場のリソース不足から社内育成が難しいという現状があります。eラーニングの普及で座学の習得が容易になったものの、実践的な経験が不足しているため、これを補う必要があるとティーネットジャパンは考えています。
研修サービスの特徴
この製造業向け技術研修サービスの主な特徴は以下の通りです。
1. 現場経験豊富な講師陣
講師は全員が製造業での実務経験を持っています。そのため、参加者は自身の所属先や配属される職場の状況を理解している講師から学ぶことができ、安心して研修に臨むことができます。
2. 実践型の少人数研修
製造業エンジニアとしてのスキルを磨くためには、机上の空論ではなく、実際のモノづくりを体験することが欠かせません。研修では設計から組立、動作確認までの一連の流れを学ぶ実践型のプログラムが含まれており、これにより小さな成功体験を得ることができます。
3. 25年以上の業界経験に基づくサポート
ティーネットジャパンは、製造業界での25年以上の取引実績をもとに、オーダーメイド研修を提供します。研修プログラムは約300名のエンジニアを受講者とし、製造業界70社以上との取引から得た知見を活用。依頼者のニーズを理解するために工場訪問も積極的に行っています。
4. 文系卒未経験者への支援
近年、文系卒未経験者の育成も重要な課題となっています。機械や電気系のバックグラウンドがない人でも受講できるよう、新卒や未経験者向けのパッケージプランを用意しており、これまでに200名以上の文系卒未経験者を育成してきた実績があります。
企業概要
株式会社ティーネットジャパンは、1976年に設立され、幅広い事業展開を行っています。発注者支援業務やシステム開発、技術者のアウトソーシングなど、多岐にわたる分野で活躍しています。研修サービスの詳細は、特設サイトで確認できます。
技術研修サービスサイト
終わりに
製造業の人手不足問題を解消するために、ティーネットジャパンはこのような新たな取り組みを始めました。次世代のエンジニアが実践的な経験を積む場所として、期待されるこの研修サービスにぜひ注目してみてはいかがでしょうか。