大阪アジアン映画祭での特別上映が決定
2025年3月、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が主催する第20回大阪アジアン映画祭にて、映画『蒙古馬を殺す』(To Kill a Mongolian Horse)が日本初上映されることが正式に発表されました。この映画は、モンゴルと中国の国境地帯を舞台にした感動的な物語で、昼間は牧畜を手伝い、夜は馬術パフォーマンスを行う主人公の姿を描いています。
VIPOアワード受賞について
本作は、2023年10月に開催された釜山国際映画祭の「Asian Project Market」で、チアン・シャオシュエン監督によって発表された際にVIPO Film Awardを受賞しました。この受賞により、本作品の製作が実現し、さらに注目を浴びることになりました。監督の手によるこの作品は、これまでにシネマティックな数々の映画祭での上映経験があり、2024年にはベネチア国際映画祭においても高い評価を得ています。
上映スケジュールと監督来日
『蒙古馬を殺す』の上映は、2025年3月17日と23日にテアトル梅田で行われます。特に23日の上映終了後には、チアン監督が来日し、観客からの質問に答えるQ&Aセッションも予定されています。この機会をお見逃しなく、心温まるドラマと監督の生の声をぜひ体感してください。
- 3月17日(月)9:45
- 3月23日(日)17:50(監督登壇 Q&Aあり)
作品について
あらすじ
物語は、内モンゴルの草原で繰り広げられます。主人公のサイナは、騎手から文化パフォーマーへと転身し、昼間は牧場で働き、夜は観客の前で馬術の技を披露しています。しかし、日々の生活が困窮を極めていく様子や、彼が抱える葛藤を通じて、サイナは生きる意味を問い直すことになります。彼の友人に実際に起きた出来事を元に描かれており、感動的なストーリーが展開されます。
監督の背景
チアン・シャオシュエン監督は、中国・内モンゴルの出身で、ニューヨーク大学のTisch School of the Artsで映画とテレビを学びました。彼のデビュー作『To Kill a Mongolian Horse』は、国際映画祭で多くの賞を受賞しており、特にVIPOの支援を受けたことが大きな転機となりました。監督自身の体験と情熱が込められたこの作品は、多くの観客に深い感動を与えることが期待されています。
大阪アジアン映画祭について
映画祭は、アジア地域特有の文化や視点を共有する重要な場であり、今年も多くの注目作品が上映される予定です。この機会に多くの人々がアジアの映画に触れ、その魅力を発見するチャンスです。特に『蒙古馬を殺す』は、心のこもったメッセージと美しい映像で観客を惹きつけます。
チケット購入情報
チケットは既に発売中で、絶対に見逃せないこのイベントに参加するにはぜひ早めの購入をお勧めいたします。映画と共に、監督との貴重な交流を楽しんでみてはいかがでしょうか?
映画『蒙古馬を殺す』の特別上映を通じて、アジア映画の新たな魅力を感じてみてください。