大阪中之島美術館での特別なイベント
2025年10月13日、小出楢重の誕生日に、彼の生誕138周年を記念する特別企画が行われることが発表されました。大阪中之島美術館で開催中の展覧会「小出楢󠄀重新しき油絵」では、小出の作品を愛するファンに向けた特別なオリジナルカードを、10月11日から13日の間、配布します。
オリジナルカードの詳細
このオリジナルカードは、名画《菊花》がデザインされたもので、裏面には担当学芸員による解説が掲載されています。このカードは名刺サイズ(54mm×93mm)で、スマートフォンケースに挟んだり、カードケースや手帳に入れて日常使いできるアイテム。記念品としても素晴らしい価値を持っているため、多くの来場者にとって心に残る品となることでしょう。
配布は、展覧会「小出楢󠄀重新しき油絵」に入場した方を対象にお一人様一枚ずつとなっており、数に限りがあります。先着順ですので、欲しい方はお早めに美術館を訪れることをお勧めします。
小出楢重とは
小出楢重(1887 – 1931)は、大阪出身の近代日本を代表する洋画家の一人であり、特に裸婦像の名手として知られています。東京美術学校を卒業後、さまざまな展覧会に出品し、その独自のスタイルで多くの名作を残しました。彼の作品は、近代日本の油彩画の発展に大きく寄与し、数多くの後進に影響を与えています。今回の展覧会では、初期から晩年までの作品を通して、小出の画業を振り返ります。
展覧会では、静物画や裸婦像の作品が展示され、特に彼が1926年に芦屋に転居してからの約5年間で制作した作品群は、特に大胆なデフォルメと艶やかな色彩が特徴です。これにより日本人女性の裸体を独自の造形美として表現し、観る人を惹きつけます。
展覧会の詳細
「小出楢󠄀重新しき油絵」の会期は2025年9月13日から11月24日までで、休館日は月曜日と特定日(10/14、11/4)です。入場時間は午前10時から午後5時までで、入場は午後4時30分まで可能です。この機会にぜひ大坂中之島美術館を訪れて、小出楢重の魅力を再発見してください。
また、展覧会公式図録も好評発売中です。小出の作品や学芸員のエッセイが収められており、より深く小出の世界を楽しめる一冊です。
公式サイトにはさらなる詳細情報がありますので、訪問前にチェックしてみてください。特別なカードを手に入れ、思い出の一部に加えましょう。