新構造「Tri-Guard」
2026-03-30 11:10:40

リチウムイオンバッテリー火災対策の新たな革新「Tri-Guard構造」の誕生

バッテリー火災対策の新たな技術「Tri-Guard構造」



近年、リチウムイオンバッテリーによる火災が多発しています。空港や商業施設、そして物流現場等、様々な場面でその危険性が顕在化しており、この問題に対する解決策が求められています。特に、バッテリー火災は瞬時に発生し、急速に広がるため、周囲の人々や施設にとって大きなリスクとなっています。

バッテリー火災は、大量の煙や有毒ガスが発生することが多く、これがさらなる二次被害を引き起こす可能性があります。しかし、現在の火災対策は、基本的に火炎や熱、煙といった要素をばらばらに扱っており、それを一体的に抑制する技術は未だに確立されていません。こうした背景から、火災による被害の拡大を防ぐための新たな取り組みが必要とされています。

本構造の詳細



この度、株式会社Honjo stateと新明和工業が共同開発した「Tri-Guard構造」は、火災発生時に重要な三つの要素、すなわち火炎・熱・煙を同時に抑制することを目的として設計されています。この構造は、三層から成り立っており、それぞれ以下の役割を果たしています。

1. 遮煙層:煙や有害なガスを外部に漏れ出さないようにする役割を持っています。
2. 断熱層:内部で発生した高温の熱が外部に伝わるのを遅らせることにより、熱の拡散を防ぎます。
3. 遮炎層:火源を封じ込めることで、周囲の燃えやすい物に火が移るのを防ぎます。

さらに、この社内で開発された超耐熱ハイシリカシートと、リサイクル炭素繊維を用いた断熱材を組み合わせることで、さらなる耐火性を実現しています。特に、ハイシリカシートは最高耐熱温度が1800度に達するため、非常に高い耐熱性を誇ります。

将来の展開



今後、Tri-Guard構造は、特に電動化が進む現代において増加が懸念されるバッテリー火災への対策として、その社会的安全性を高める役割が期待されています。物流倉庫の充電エリアやバッテリー保管スペース、さらには車両の設備など、発火リスクが想定される場所への導入を進めていく予定です。また、商業施設や宿泊施設などの公共空間においても、その安全性向上を目的とした活用が模索されています。

Tri-Guard構造は、バッテリー火災対策にとどまらず、様々な分野での応用が可能です。火災対策が強く求められる施設や、防災および安全対策製品を開発するメーカーとの協力を通じて、共同で商品やサービスを開発し、社会全体の火災リスク低減に貢献していく所存です。

会社情報



株式会社Honjo stateは2023年に設立された新しい企業で、新規事業の創出や異業種連携を通じて、技術とサービスの融合を図っています。お問い合わせや詳細情報は、以下のリンクからアクセスできます。

\- 株式会社Honjo state公式サイト
\- お問い合わせページ

火災という深刻な社会課題に立ち向かう新たな技術が誕生したことに、私たちも期待を寄せていきたいと思います。


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