国立国際美術館
2025-06-02 14:37:19

国立国際美術館「コレクション1」戦後美術を探る展覧会開催

国立国際美術館「コレクション1」展の魅力



国立国際美術館では、2025年6月28日から10月5日までの期間、「コレクション1」という特別な展覧会が開催されます。本展は、特集展示「戦後美術の円・環」と通年展示「コレクション・ハイライト」の二部構成で、戦後の日本美術に焦点を当てた作品が登場します。

「戦後美術の円・環」とは



特集展示「戦後美術の円・環」では、「まるい形」の意味や役割について考察します。様々なアーティストが描く円や環は、単純な形状でありながら、無限の解釈を可能にします。例えば、青木野枝や草間彌生といった著名作家の作品を通じて、戦後美術がどのように展開してきたのかを追体験できることでしょう。また、このような形は、時には戦略的に、他方では無意識に使用されることが多く、アートにおける「どっちつかず」の性質を際立たせています。

コレクション・ハイライト



通年展示「コレクション・ハイライト」では、国立国際美術館が誇る所蔵作品が紹介されるほか、最新の収蔵品も登場します。ポール・セザンヌやマックス・エルンストといった歴史的なアーティストの作品が一堂に集まる中、近年新たに加わったヨーゼフ・ボイスや村上隆の作品も展示されます。特に、田部光子の《ヤマトタケルノミコト》や森本紀久子の《親切な逆夢》は貴重な機会となるでしょう。

これらの作品は、近現代美術の様々な側面を映し出し、観客に新しい視点を提供します。展覧会は、戦後の日本文化を探求するための絶好の場所になることでしょう。

展覧会の見どころ



本展の最大の魅力は、近年収蔵された新たな作品を多数展示する点です。特集展示と通年展示のいずれにおいても、2024年度に収蔵された新作が追加され、来場者は新しい発見を楽しむことができます。特に、今井祝雄の作品《作品-円A》《作品-円D》やモーリーン・ギャレスの《レイト・オーガスト》は見逃せません。

また、円や環をテーマにした展示内容は、日本の戦後美術における形の根本的な役割を再考する機会でもあります。今後、さまざまな視点から作品を見続けられることで、新たな理解を深めていくことができるでしょう。

開催概要



  • - 会期:2025年6月28日(土) ‒ 10月5日(日)
  • - 会場:国立国際美術館地下2階展示室(大阪市北区中之島4-2-55)
  • - 開館時間:10:00 ‒ 17:00、金曜・土曜は20:00まで
  • - 休館日:月曜日(7月21日、8月11日、9月15日は開館します)
  • - 観覧料:一般430円(220円)、大学生130円(70円)、高校生以下、18歳未満、65歳以上は無料

本展は特別展「非常の常」の観覧券で楽しむことができます。入場者に向けて関連イベントやギャラリー・トークも計画されており、詳細は公式ウェブサイトで随時更新される予定です。

この機会に、国立国際美術館を訪れて、美術の新しい形に触れてみてはいかがでしょうか。美術の力を再認識する素晴らしい体験が待っています。


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