クライオ電子顕微鏡ワークショップ
2026-03-23 23:00:35

岡山大学が開催したクライオ電子顕微鏡ワークショップの成果と展望

岡山大学が主催したクライオ電子顕微鏡ワークショップの成果



国立大学法人岡山大学は、2026年3月6日に津島キャンパスで「岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環として、クライオ電子顕微鏡(Cryo-EM)とFIB-SEM(Focused Ion Beam Scanning Electron Microscopy)に関するワークショップを開催しました。このイベントは、ハイブリッド形式で行われ、100人以上の研究者や技術者、企業関係者が参加しました。

クライオ電子顕微鏡の導入とその意義



今回のワークショップでは、2024年に中国・四国地域に初めて導入された「Krios G4」および、2025年に西日本に導入予定の「Arctis」について詳しく議論されました。これらの装置は、独自のクライオトモグラフィー技術を駆使して、生命科学や材料科学の研究において重要な役割を果たします。岡山大学は、機器の共同利用を促進し、研究者間の強固なネットワークを構築することで、地域の研究環境を飛躍的に向上させることを目指しています。

見学会と発表の様子



ワークショップは、まずKIBINOVEに設置された「Arctis」の見学から始まりました。参加者たちは、実際の装置を目の当たりにし、担当者から直接装置の機能や利用方法について説明を受けました。見学会では、最新技術に対する関心の高さを示すように、参加者たちから多くの質問が寄せられました。

次に、共育共創コモンズにて開会の挨拶が行われ、岡山大学の那須保友学長は「研究機器の共用利用を通じて、地域の研究者や企業とのネットワークを強化することが重要です」と述べました。さらに、文部科学省の支援を受けた中核的な取り組みや、岡山大学のクライオ電子顕微鏡の利用方法についても説明がありました。

特別講演の内容



特別講演では、異なる研究機関からの3名の研究者がそれぞれの研究成果を発表しました。北海道大学遺伝子病制御研究所の佐々木諒平氏は「Ribosome脱UFM化機構の構造解析」と題して、クライオ電子顕微鏡の利点を活かした最新の構造解析技術について説明しました。次に、横浜市立大学の石本直偉士氏が「細菌間における多剤耐性因子伝達機構」に関する研究を発表し、クライオ電子顕微鏡を用いることで明らかになった新たな知見について語りました。最後に、塩野義製薬の安楽佑樹氏が「Structure-Based Drug Design」に関する講演を行い、製薬業界におけるクライオ電子顕微鏡の活用可能性を紹介しました。

参加者からのフィードバック



ワークショップの最後には、個別相談会が行われ、参加者は具体的な機器の利用方法やクライオ電子顕微鏡の活用法について質問しました。このセッションでは、岡山大学の研究機関としての強みを生かし、参加者と直接の対話が行われ、活発な意見交換がなされました。

今後の展望



岡山大学は、今回のワークショップを通じて得られたネットワークを活用し、引き続き地域の研究環境の向上と産業界との連携を図っていく方針です。特に、J-PEAKS事業を推進することで、研究基盤の強化や人材育成に取り組む考えを示しております。

地域社会との共創を目指し、岡山大学のさらなる活躍に期待が寄せられています。新たな技術と知見が生まれる場として、今後も多くの活動が予定されています。


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