青磁の魅力
2025-05-07 10:50:41

特別展「CELADON―東アジアの青磁のきらめき」が大阪に登場

大阪市立東洋陶磁美術館 で特別展「CELADON」開催中



2025年4月19日から11月24日まで、大阪市立東洋陶磁美術館にて特別展「CELADON―東アジアの青磁のきらめき」が開催されています。この展覧会では、青磁の多様な魅力を一般に広めることを目的とした約52点の素晴らしい作品が展示されています。特に、国宝や重要文化財に指定された作品が数多く登場し、その迫力に圧倒されることでしょう。

本書『CELADON―東アジアの青磁のきらめき』の魅力


展覧会に合わせて発行される同名の書籍は、青磁の魅力を大判ビジュアルで余すことなく楽しむことができる入門書として位置づけられています。この本は青磁ファンはもちろん、興味がある初心者でも楽しめる内容になっています。特に監修を務めた大阪市立東洋陶磁美術館が厳選した国宝《飛青磁 花生》をはじめ、重要文化財や重要美術品が掲載されていることから、価値も非常に高いです。出版は求龍堂が手掛けており、5月30日から正式に発売されますが、5月24日からは特別展会場で先行販売も行われます。

展覧会の見どころ


本展の目玉のひとつは、164㎝の長さを誇る《飛青磁 花生》です。これは江戸時代に活躍した大坂の豪商・鴻池家に伝わってきた作品で、歴史的にも非常に価値のあるものです。また、西洋の美術作品とも異なる、東アジア特有の青磁の色調や描かれたデザインの背後にある技法を紹介することにも力を入れています。これにより、訪れる人々は新たな観点で青磁を楽しむことができるでしょう。

技法とデザインに驚き


書籍では、青磁の魅力を感じられるよう質感の異なる作品を集めており、例えば汝窯の青磁や、韓国高麗時代の作品などが多様に展示されます。また、ミニマリズムを感じさせる独特のフォルムを持つ青磁の器や、ユニークで遊び心満載なデザインの作品もあるため、見ているだけで楽しめる内容です。特に驚かされるのは、技術の精巧さです。青磁は複数の土を混ぜ合わせて作られる技法で、その裏には多大な努力と才能が隠されています。それを知ることで作品への理解を深めるきっかけがあります。

イベント情報


また、特別展期間中には、記念講演会や初心者向けの講座も開催されます。たとえば、5月10日には「国宝《飛青磁花生》の世界とその魅力」に関する講演会が予定されており、他にも青磁のテーマで様々な講座が行われます。参加は先着順で、定員も限られているため、早めの申し込みが推奨されます。

終わりに



青磁はただの陶器ではなく、技術や歴史が詰まったアートです。本書や特別展を通じて、その魅力を余すところなく堪能できることを願っています。次回の美術館訪問では、ぜひ実物を、自らの目で見て感じてみてください。青磁の美しさや奥深さに触れることで、普段の生活では味わえない特別な体験が得られることでしょう。


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