株式会社ダイキチ、創業50年を前に新経営理念を発表

株式会社ダイキチ、新経営理念を策定

株式会社ダイキチ（本社：大阪府貝塚市）は、2025年6月に創業50周年を迎えるにあたり、新たな経営理念を策定しました。この新しい理念では、企業の役割として「すべての人達が笑顔あふれるイキイキとした社会づくりに貢献し続けます」と掲げられています。この経営理念は、清掃フランチャイズ事業「カバーオール」を中心に据え、ダイキチの全事業を通じて社会貢献を目指す姿勢を強調しています。

経営理念の背景

新たに定義された経営理念は、従来掲げられていた「ダイキチに関わるすべての人達のイキイキ」という表現から一歩進んで、「すべての人達のイキイキ」という形でその対象を広げました。企業として利益を追求するのではなく、社会の課題を解決するための活動をするという視点が強調されており、ダイキチはより広い視野を持つことが求められています。

ロードマップの公開

また、経営理念を具現化するために、Vision（あるべき姿）、Mission（事業の目的）、Value（行動指針）を新たに定義し、企業の目指す方向性と具体的な行動計画を示すロードマップも公開しました。これにより、社員だけでなく関係者全体が理念を理解しやすくすることが狙いです。

社員の意見を反映した理念

この理念の改訂は、決して方向性を変えるものではなく、これまで掲げてきた「ALL for イキイキ～すべてはイキイキのために～」という理念を基盤としつつ、より明確にすることを目的としていると代表取締役の小田吉彦氏は語っています。リーダー層と経営幹部が議論し合い、意見を反映させながら具体的な形にするには多くの時間と努力を要したといいます。

ダイキチカバーオールの成長

ダイキチが展開する「ダイキチカバーオール」は、商業施設やビル、オフィス向けの清掃管理サービスをフランチャイズ方式で提供しています。オーナーは営業活動を行う必要がなく、顧客獲得は全てダイキチが担うため、安心して清掃業務に集中することが可能です。加盟店は2016年版の中小企業白書を参考にしても生存率が高く、加盟店の85.8%が10年以上の事業継続を果たしています。