大阪市教育DXの新たな取り組み
最近、大阪市教育委員会がーダーレンとサポートする非認知能力調査モデル事業が始まりました。この事業は、Edv Future株式会社が手がけ、4,000名以上の大阪市立小中学校の児童生徒を対象に、やり抜く力や協調性といった非認知能力を可視化・データ化するものです。これにより、教育現場の質の向上と最適な個別支援を狙います。
非認知能力とは?
非認知能力は、学力とは異なる、いわば「学びの土台」となる力として認識されています。具体的には、目標に向かって粘り強く努力する力や、他者と理解し合いながら協力する力、自己感情を整理しコントロールする力などが含まれます。これらの能力は、学業の成果のみならず、社会人としての基盤にもつながる重要なスキルです。
Edv Futureのアプローチ
Edv Futureは、その独自のアセスメントツール「Edv Path」を活用し、非認知能力を定量化することで、教職員が児童生徒の強みを把握しやすくします。これにより、よりパーソナライズされた学びが可能になり、誰一人として取り残さない教育の実現に寄与します。
プロジェクトの実施内容
このプロジェクトは、2026年7月から2028年の3月までの期間で行われます。具体的な内容としては、年に4回のアセスメントを実施し、子どもたちの非認知能力を可視化します。これによって、各児童生徒の状態や心理的安全性が即座に判断できるようになり、教職員は経験則に頼ることなく支援が行えるようになります。
教師への効果的な支援
さらに、集団レポートの活用により、必要な支援を自動で抽出できます。これにより、教師たちは生徒一人ひとりに最適な言葉掛けや生活指導ができるようになるでしょう。そして、データをもとにした研修支援も行われ、教師同士が協力してより良い教育を実現します。
大阪市の教育への期待
この事業は、大阪市が掲げる「大阪市教育振興基本計画」の重要な一部であり、全ての児童生徒が心豊かで力強く成長することを目指しています。非認知能力を定量的に測定し、そのデータをもとに質の高い教育活動を展開することで、学力だけでなく人間性も育てる教育が実現されるのです。
展示会での紹介
Edv Futureは、2026年7月30日・31日にインテックス大阪で開催される「第11回関西教育ICT展」に出展予定です。この展覧会では、Edv Pathのデモや実務での活用事例を紹介し、教育関係者の交流を深めるための基盤となることを目指しています。
未来を見据えた教育
Edv Futureの代表、山崎氏は、このプロジェクトの意義を語っています。「持続可能な社会の創り手を育成する」という大阪市の教育ビジョンは、未来の子どもたちが必要なスキルを身につけるための土台となると信じています。今後、この事業によって得られる知見が、全国の教育現場にアプローチを広げ、教育DXや非認知能力の育成に寄与することが期待されています。教育は未来を創る力であり、この取り組みがその実現に向け一歩前進するのです。