2024年12月19日、茨城県・茨城町立青葉中学校で、厚生労働省特別健康対策監を務める杉良太郎氏による特別授業「一生懸命の木に花が咲く」が行われました。この授業には全校生徒248名が参加し、地域の関係者も集まりました。
授業の中で杉氏は「健康に生きられることはどれほど恵まれた状況かを理解してほしい」と訴え、健康意識の重要性を強調しました。生徒たちは杉氏の話に真剣に耳を傾けており、質疑応答では活発な質問が飛び交いました。
健康の自覚とその重要性
杉氏は自身のボランティア活動に基づく経験を語り、「困っている国に病院や学校を建設し、多くの人々に寄付を行ってきた」と紹介しました。そして、日本と他国の環境の違いを伝え、「日本に住む幸せを改めて認識してほしい」と述べました。
特に「健康が最も重要だ」と強調し、「まず自分の身体をよく知り、健康であることがどのような状態かに気づくことが必要」と説明しました。さらに、周囲の人々にも健康診断の受診を勧め、性病に関する正しい知識も持つことが必要だと述べました。杉氏はまた「睡眠をしっかりとり、アルコールを控えることも重要」と語り、自らの健康を守ることへの意識を呼びかけました。
自分自身の健康を守るために
生徒たちからの質問に対し、「ボランティア活動で心に残ったエピソードは何か」という問いに杉氏は思慮深く答えました。「明日は我が身。誰もが災害から逃れることはできないと思っているが、常に準備が必要です」と警告し、災害対応と同様に健康管理も日頃からの備えが大事だと力説しました。多くの学生が「自分は病気にならない」と考えている現実を指摘し、健康診断を受けることの重要性を訴えました。これにより、生徒たちは健康問題についてより深く考え直すこととなりました。
生徒たちの感想と今後の取り組み
最後に生徒代表の平本一颯さんが感想を述べました。「杉良太郎さんのお話を聞いて、自分も気を引き締めて健康に気を使わなければならないと感じました。他人事ではなく、自分の健康を守るために行動します」と述べ、授業の影響を実感した様子がうかがえました。この特別授業を通じて、生徒たちは健康管理の重要性を再認識し、日常生活の中で健康について考える良いきっかけを得たようです。
今後も「知って、肝炎プロジェクト」は健康意識を高めるための活動を続けていきます。今回の特別授業はただの講演ではなく、生徒たちが自分自身の健康について考える貴重な機会となりました。杉良太郎氏のメッセージは、参加されたすべての人々の心に深く刻まれたことでしょう。