声のしびれる香りの世界
新宿伊勢丹での特別なイベントが近づいています。ここでは、クラシック音楽を香りで表現した二つのオードパルファンが先行発売されます。ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」とラヴェルの「ラ・ヴァルス」がテーマで、両者の音楽がどのように香りとして変わるのか、音楽ファンだけでなく香水愛好家にも必見です。
La Nuit parfumによる香水
フレグランスメゾン「La Nuit parfum(ラニュイ パルファン)」は、「音楽を香りに変える」というユニークなプロジェクトを展開しています。2021年に設立されたこのブランドのコンセプトは、“肌で聴く名曲”。音楽と香りの共通点である、時を経て移り変わること、消えていくことに着目しています。
ショパン ピアノ協奏曲第1番 オードパルファン
初めに目を引くのは、ショパンをテーマにしたオードパルファン。この香水は、ショパンの大曲「ピアノ協奏曲第1番」をイメージしています。ショパンは、故郷ポーランドからウィーンへ旅をしている際にこの曲を書いたと言われています。香りは、心を打つような旋律と華やかなイメージを反映しています。
調香を手がけたのは沙里さん。彼女は名ピアニスト・サンソン・フランソワの表現力豊かな演奏にインスパイアされ、贅沢な香料を使ってジャスミンやサフランの香りを重ねています。この香水は全体にモダンであり、クラシックな雰囲気が漂う印象です。
さらに、初回生産分にはショパン国際ピアノコンクールで第2位を受賞したピアニスト・反田恭平さんのインタビューが付録として付きます。彼の曲に対する想いとコンクールのエピソードを、是非感じ取ってみてください。
ラ・ヴァルス オードパルファン
次に紹介するのは、モーリス・ラヴェルの「ラ・ヴァルス」をテーマにした香水。この作品は、ウィーンの伝統的なワルツが崩壊していく様を描写したもので、香水も香調の変化を存分に楽しむことができるよう仕上げられています。
調香を担当するのは、ドイツの香水製作ユニット、AOIRO(アオイロ)です。吉国志津子さんとオーストリア人のマニュエル・クスニクさんによる協力で、香りはグリーンレモンやジャスミンなどの香料で構成され、徐々に香りが変化していく様子が非常に印象的です。こちらも初回生産分は、ラヴェル弾きで国際コンクールで受賞歴を持つピアニスト・務川慧悟さんのインタビューが付いており、彼のおすすめワインとのペアリング情報も見逃せません。
限定チョコレートとのコラボレーション
さらに、このイベントでは香水とペアリングされる特製チョコレートも登場します。「ショパン ピアノ協奏曲第1番 ショコラ」と名付けられたこのスイーツは、オレンジコンフィチュールやベルガモット、ドライイチジクなど様々な素材が使われています。
伊勢丹新宿店サロン ド パルファン 2025での出会いを楽しむために、初日の11時と13時には、香りとチョコレートを組み合わせた試香・試食会が開催されます。
イベント詳細
- - 会期:10月8日(水)~13日(月)
- - 場所:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
- - 時間:10:00~20:00(最終日は18:00まで)
- - 特別イベント:13時から香りと味覚の響宴
結論
「ショパン」と「ラヴェル」の香りに触れ、二人の音楽家の世界観を五感で堪能できるこの機会。ぜひ新宿伊勢丹での特別な体験をお見逃しなく!