トヨタとパソナ、植物研究
2025-07-24 17:32:22

トヨタとパソナの共同研究が国際雑誌に掲載!室内の植物選びがウェルビーイングを向上

トヨタとパソナの共同研究が国際的に評価



株式会社パソナ日本総務部(大阪市中央区、代表取締役社長 佐野克也)は、株式会社豊田中央研究所およびトヨタ自動車未来創生センターと共に行った共同研究の成果が、国際的学術雑誌「Building and Environment」に掲載されたことを発表しました。この研究は、室内に適した植物選びをサポートするため、植物の葉形状を基にした主観的なマッピングを行ったものです。

研究の背景と目的



パソナとトヨタの共同研究は、2019年5月にスタートし、「Well-being」な空間作りを目指しています。バイオフィリックデザイン、つまり自然との共生を重視するこのプロジェクトでは、植物が人間の心身に与えるさまざまな影響を科学的に探求しています。これにより、オフィスや住居環境がより健康的で快適になることを目指しています。

2024年4月には、植物の葉の形状によって期待される効果を基にした植物分類システムについて共同特許を取得しました。この研究が、どのように具体的な実践に結びついているのか、ますます注目されるところです。

論文の内容



今回の掲載論文、「Subjective mapping of indoor plants based on leaf shape measurements to select suitable plants for indoor landscapes」では、40種類の観葉植物を対象に、その印象を基にした葉の物理的形状を測定しました。この研究によって、小さな葉を持つ植物がリラックス感を与える可能性が示唆され、専門家と一般の参加者を対象としたアンケート調査でも同様の傾向が確認されました。

この研究によって、従来の知識や感覚だけではなく、実際の科学的データに基づいて植物を選ぶことで、より効果的に人々の心に影響を与えることができると考えられています。さらに、この知見は特にオフィス環境において、働く人々のウェルビーイングを向上させるための重要な指針となるでしょう。

バイオフィリックデザインの重要性



バイオフィリックデザインは、人工的な環境を自然と調和させ、人々がより快適に過ごせる空間を提供するためのアプローチです。オフィスや公共施設において、植物や自然音を取り入れることで、利用者はよりリラックスし、集中力を高めることが可能になります。これにより、従業員の生産性や創造性も向上し、企業としての成果にもつながると期待されています。

今後の展望



パソナ日本総務部は、今後も豊田中央研究所、トヨタ自動車未来創生センターと協力し、科学に基づいた最先端の研究と実践を続けていく予定です。これにより、より良い生活環境の提供とともに、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。

参考情報



  • - 論文タイトル:Subjective mapping of indoor plants based on leaf shape measurements to select suitable plants for indoor landscapes
  • - 著者:Tokuhiro, K., Sugimoto, H., Ikeuchi, A., Tsujie, T., Wada, E., Muramatsu, M., Ohto, C.
  • - 掲載誌:Building and Environment
  • - 掲載日:2025年5月15日
  • - URLBuilding and Environment

この研究は、今後の空間デザインや健康経営においても非常に重要な影響を与えることでしょう。ぜひ、植物を活用したウェルビーイングの実現に向けて、積極的にトライしてみてはいかがでしょうか。


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