田川寿美、春の宴ライブで昭和の名曲を熱唱!
演歌歌手・田川寿美が、東京・渋谷区のラドンナ原宿で「春の宴~昭和100年~」というライブを開催しました。約140人のファンが詰めかけたこのイベントでは、彼女のデビュー34年目を祝う特別な日となりました。
田川はオープニングに自身のヒット曲である「女の舟歌」を披露し、「今年はデビューして34年目。来年が35年という節目になるので、皆さんに歌を聴いていただく機会を増やしていきたい」と感謝の言葉を述べました。
今回のライブでは、昭和の懐かしい名曲をテーマにした全17曲を約1時間半にわたり熱唱。自身の曲だけでなく、美空ひばりの「明治一代女」や神楽坂はん子の「ゲイシャ・ワルツ」などのカバーもあり、ファンを楽しませました。さらに、ピアノとバイオリンの演奏が加わり、中島みゆきの「糸」や井上陽水の「夢の中へ」、ちあきなおみのデビュー曲「雨に濡れた慕情」も誇らしげに歌い上げました。
特に印象的だったのは、田川が「ライブは何十年もやらせていただいていますが、毎回緊張しますね」と笑顔で語った場面です。至近距離にいるファンとのふれあいに感謝の気持ちを表し、「親以上の存在で愛してくださっている方がたくさんいるおかげでいまがある」と語り、ファンとの絆について殊に心を込めて話しました。
「35周年に向けて日本の演歌を世界に届けたい」と意気込む田川は、「日本語ならではの美しいメロディーを、もっと多くの人に届けたい」と展望を語りました。彼女の思いは、不況や厳しい競争の中でも、演歌の魅力を引き立てる強い信念を感じさせます。特に最近は海外からの観光客も多く、彼らに日本の演歌のかっこよさを知ってもらう機会も増えています。
次回の出演予定としては、4月5日に東京・世田谷区民会館で開催される「第22回・長良グループ夜桜演歌まつり」があります。田川寿美の今後の活動にも大いに期待がかかります。ファンの皆さんも、引き続き彼女の音楽から目が離せません。