絵画と脳科学の対話
2025-09-03 11:50:25

脳科学者と画家の異分野対話が生む、絵画の新たな視点

異分野の対話で探る新しい絵画の視点



2025年9月28日、現代アートと建築のミュージアム「WHAT MUSEUM」で、特別なトークイベントが開催されます。このイベントでは、画家の諏訪敦と脳科学者の中野信子が共演し、「ゾンビ」と「閃輝暗点」というテーマを通じて、絵画と視覚、そして社会の関係性について掘り下げます。

このトークの背景には、2025年9月11日から始まる諏訪敦の大規模個展「諏訪敦|きみはうつくしい」があります。約3年ぶりのこの個展では、約80点の作品が展示され、諏訪の創作活動の変遷が紹介されます。

絵画と社会を結ぶ「ゾンビ」の概念



諏訪は自らの写実的な絵画表現を「ゾンビ化した絵画様式」と称し、表面的な表現だけでは本質に触れられないと考えています。彼は、徹底的なリサーチを重ね、不在の対象を描くことに挑み続けています。一方、中野は2025年7月に出版された著書「ゾンビ化する社会」で、現代社会における人間の行動や思考パターンを解明し、「ゾンビ」というメタファーを通してその現象を探ります。

この二人の対話では、異なる視点から「ゾンビ」という概念がどのように芸術や社会問題に接続されるのかを考えます。より深い理解を得るために、幅広い知識を持つ二人の話に耳を傾けることができる貴重な機会です。

視覚の変容が持つ意味



また、このイベントでは共通する視覚現象「閃輝暗点」についても焦点が当てられます。これは、視覚における変化がどのように知覚や創作活動に影響を与えるのかを考える上で重要なテーマです。諏訪はこの現象に長年悩まされており、それが彼の絵画制作に及ぼした影響について述べています。中野も同じ状況を経験しており、共感を寄せています。このような個人的な体験から視覚の変容について深く考えることで、参加者はより多面的な視点を得ることができるでしょう。

参加のご案内



本イベントは無料で参加でき、定員は40名となっています。しかし、参加には事前申し込みが必要です。申し込みは先着順で受け付けており、早めのアクションをお勧めします。

トークイベントには、諏訪の個展の展示構成を担当する宮本武典がモデレーターとして参加します。彼の視点からも展示内容についての感想が交わされ、より深い理解を促進します。

開催概要


  • - タイトル: 「ゾンビ化する社会」で絵画を考える
  • - 日時: 2025年9月28日(日)18:00〜19:30
  • - 登壇者: 中野信子、諏訪敦、宮本武典(モデレーター)
  • - 参加費: 無料 (ただし、 WHAT MUSEUMのセットチケット購入が必要)
  • - 会場: WHAT MUSEUM (東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
  • - 公式サイト: WHAT MUSEUMイベントページ

このトークイベントを通じて、絵画の背景にある社会的なテーマに触れられ、参加者が新たな視点を得られる機会となるでしょう。ぜひご参加ください。


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