万博で快適性評価
2025-04-24 11:35:15

大阪・関西万博で進化する快適性評価技術「エエきも値」とAI姿勢推定

大阪・関西万博で進化する快適性評価技術



2025年に開催される大阪・関西万博で、株式会社モルフォのAI姿勢推定技術「Morpho Pose Estimator™」が、会場内で行われる快適性評価「エエきも値」の実証実験に採用されることが発表されました。これは快適性の向上を目的とした先進の取り組みであり、多くの来場者に利用される予定です。

実証実験の目的


実証実験は、株式会社きんでんが大阪・関西万博の「グリーン万博」として協賛し、会期中の特定の施設で独自の快適性評価値を算出することを目指しています。この活動は、未来社会のショーケースとして位置づけられ、さまざまな先進技術が融合して実現される予定です。

快適性評価「エエきも値」とは?


新しい快適性評価値「エエきも値」は、来場者の体験を基にしており、温湿度データや万博の予約状況を元に、専用アプリを通じて表示されます。この評価値は、パビリオンやその他の施設の快適性を可視化し、来場者にとっての利便性を向上させます。快適性評価は5段階で示され、具体的には「エエ(快適)」から「アカン(不快)」までのスケールで表現されます。

AI姿勢推定技術の活用


モルフォは、会場に設置される監視カメラの映像を活用して、来場者の姿勢を推定し、そのデータを快適性評価の算出に活かします。これにより、来場者の行動や仕草がリアルタイムで分析され、少しでも快適な環境作りに寄与できることでしょう。この技術の採用により、より正確なデータに基づく快適性評価が可能になります。

コメントと今後の展望


きんでんの技術企画室副長である黒木優介様は、モルフォの姿勢推定技術が快適性評価値の算出に寄与することを強調し、万博の特別な環境の中でさらなる精度向上を目指すと述べています。今後、モルフォはこの技術を商業施設やさまざまな場面での活用を考えています。

モルフォのAI姿勢推定技術の特長


「Morpho Pose Estimator™」は、人体の18か所の特徴点を高精度で検出することができ、複数の人物が写る場合でも、それぞれの姿勢を同時に分析可能です。また、複雑な背景や低解像度の画像でも適応し、幅広いシーンで利用されることが期待されています。

企業情報


株式会社モルフォは、東京に本社を構え、画像処理やAI技術の研究開発を行っています。国内外でスマートフォンや半導体業界に向けた技術提供を行い、様々なイノベーションを推進しています。

一方、株式会社きんでんは大阪に本社を持ち、社会へ貢献することを目的に「エネルギー」「環境」「情報」を事業の核として多岐にわたる設備の設計・施工を手掛けています。両社の連携による快適性評価の実証実験は、未来の生活環境に新しい価値を提供することでしょう。

今回の実証実験を通じて得られるデータと経験は、今後のAI技術の発展に大きな影響を与えることが期待されており、持続可能な社会の実現に向けた一歩となるでしょう。


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