音楽の創造を体感できる新企画「日本フィルミュージック・ラボ」が開催

音楽の創造を体感する新企画「日本フィルミュージック・ラボ」

公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団が新たに始めるワークショップ「日本フィルミュージック・ラボ」。音楽ファンはもちろん、音楽に興味があるすべての方に、特別な体験を提供します。このイベントは2026年3月16日（月）の夜、東京・杉並区のセシオン杉並展示室で開催されます。

ワークショップの魅力

このワークショップの最大の特徴は、弦楽四重奏のリハーサルを“創造の現場”として公開すること。普段は舞台裏で行われるリハーサルですが、参加者は演奏者のリアルなコミュニケーションや音の変化を間近で体験できます。音楽がどのように形作られていくのか、実際のプロセスを観察しながら、音楽の“生まれる瞬間”を感じることができる貴重な機会です。

この企画のデザインを担当するのは、日本フィルのヴァイオリン奏者である佐藤駿一郎さん。自身の専門的な視点から、室内楽の魅力やその創造的なプロセスに迫ります。参加者はただ音楽を聴くのではなく、演奏者との対話を通じて、音楽を「感じ、考える」機会を得ることができます。

プログラムの詳細

「日本フィルミュージック・ラボ」では、参加者同士のディスカッションや、演奏者との質疑応答も予定しています。これにより、音楽の創造過程に対する理解を深め、より対話的でインタラクティブな体験が可能になります。

開催日時は2026年3月16日（月）の19:00から21:00。会場となるセシオン杉並展示室は、東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」から徒歩5分の距離に位置しており、アクセスも便利です。参加定員は40名で、未就学児の入場は不可ですが、中学生以上の方は歓迎です。参加費は一般2500円、学生（大学生以下）は1500円となっています。

参加申し込みについて

申し込みは、指定のサイト「teket」にて行えます。12月16日（火）10時から受付が始まり、定員に達し次第締め切りとなりますので、参加を希望される方はお早めにお申し込みください。

日本フィルの役割

日本フィルは、この新企画を通じて、オーケストラと観客との新しい形の接続を目指しています。「音楽とは何か？」「演奏はどう生まれるのか？」といった疑問に、直接触れることで、演奏会の体験がより充実したものとなるでしょう。

また、日本フィルは、70周年に向けて「温かさ」「人に寄り添う」土壌を大切にしながら、音楽の持つ力を社会に活かす活動を行っています。音楽を通じて、世代を超えた交流や地域の文化発展に寄与する姿勢も、大きな魅力です。

音楽の創造的なプロセスを間近に体感できる「日本フィルミュージック・ラボ」。音楽ファンならずとも、多くの方にとって新しい発見と感動が待っていることでしょう。ぜひご参加いただき、音楽の奥深さを体験してみてはいかがでしょうか。