一匹の保護猫が生んだ「ねこずかん」の奇跡の物語
大阪の心温まる物語が、次のイベントで披露されることになりました。株式会社岡田商会の岡山耕二郎さんが手がける「ねこずかん」。これまでに累計3万本以上も販売した猫のイラスト入りはんこですが、その誕生には一匹の保護猫、老猫のコタローとの特別な出会いがありました。
岡田商会は、約10年前、業績が悪化し、月に1千万円もの赤字を出していました。そんな中、岡山さんは保護猫の里親となります。コタローとの日々は、岡山さんの苦しい会社経営の心を癒やし、希望を与えるものでした。この猫との生活を通じて生まれたのが「ねこずかん」であり、これが思わぬヒット商品へと成長していくのです。
「ねこずかん」とは?
「ねこずかん」は、猫のイラストをあしらったはんこシリーズで、義務を遊びにするコンセプトで製作されました。この商品の人気は、単なるトレンドを超え、多くの人々に愛される理由となりました。しかし、コタローはその成長を見ませんでした。彼は腎臓病を患っており、2015年11月に静かに旅立ってしまったのです。
創作落語への道
岡田商会の成功物語は、落語作家の今井ようじさんの目に留まりました。今井さんは、この実話を創作落語としてまとめ、落語家の月亭天使さんが披露することに。月亭先生も保護猫を飼っており、その視点からも心を込めて演じてくださいます。2人の猫愛が重なり、感動的なストーリーが生まれました。
イベント詳細とチケット情報
この「ねこずかん」の物語を体験できるのが、3月7日(金)に天満天神繁昌亭で行われるイベント「景気開福寄席~ねこずかんの巻~」です。この公演では、コタローとの出会いや、ねこずかん誕生秘話についてのトークコーナーも設けられます。
- - 開催日時: 2025年3月7日(金)19:00(18:30開場)
- - 会場: 天満天神繁昌亭(大阪市北区天神橋2丁目)
- - 料金: 前売2,500円、当日3,000円
- - チケット購入: チケットぴあにて
- - ライブ配信: 視聴料1,500円
この催しは、猫好きのみならず、多くの人に元気を与えてくれること間違いありません。挫折の中にあった希望の物語を、ぜひご堪能ください。
最後に
猫の力がどれほどの変化をもたらしたのか。このイベントを通して、感動だけでなく笑いも味わえる特別な一夜が待っています。ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。