2014年に初めて発売されたコンピレーションアルバム『アカサカ・ソウル』が、嬉しいニュースとともに再び私たちのもとに帰ってきます。このアルバムはデトロイトやメンフィス、さらには日本の港区赤坂で誕生したソウル/グルーヴミュージックの結晶であり、今では中古市場でもプレミアがつくほどの人気を誇る存在です。
当時、1968年から約10年間にわたる日本の音楽シーンの中心地、赤坂ではさまざまなポピュラー音楽が生み出されていました。その中で、日本コロムビアがリリースしたこのアルバムは、和製ソウルやグルーヴ歌謡の特徴的な音楽文化を色濃く映し出しています。特に『アカサカ・ソウル』は、単なる音楽のコンピレーションを超え、時代背景や文化をも反映する作品として位置づけられています。
再リリースの形は、オリジナル編とカヴァー編の2枚を一緒にパッケージした内容となっており、聴く者を魅了する40トラックが収録されています。特に注目すべきは、新装盤として『アカサカ・ソウル・ファンク』が2025年にアナログ版としてフランスのレーベル「180g」からリリースされることです。この新盤にはオリジナル編から厳選された8曲に加えて、新規の2曲も収録され、さらに魅力を増しています。
新装盤の発売に合わせて、デジタル配信も開始され、世界中のリスナーがこの名作を楽しむことができるようになります。年明けの2025年1月29日には2枚組CDが発売され、その後2月28日には『アカサカ・ソウル・ファンク』のデジタルリリースが予定されています。
収録されている名曲としては、しばたはつみや弘田三枝子、平山三紀などのアーティストの楽曲が揃い、その中には昭和の名曲と呼ばれる楽曲が数多く含まれています。特に「シンガーレディ」や「あなたがいなくても」、「ハッピー・デイ」などの名曲は、今もなお多くの心を掴んで離しません。
また、カヴァー編にも多くの名曲が収められており、アメリカのソウルミュージックを意識した楽曲が満載です。弘田三枝子が歌う「迷信」や、「ロック・ステディ」などは、その当時の音楽シーンを象徴する重要な作品として聴かれることでしょう。
このアルバムのリリースを記念して、特別なダイジェスト試聴も開催されており、ユーチューブでのビデオリンクも用意されていますので、事前にアルバムの世界観を体感することができます。この機会に、ぜひ『アカサカ・ソウル』の魅力に触れてみてください。音楽の力で時代を超え、心を震わせるこの作品が、あなたの生活にどんな彩りを添えるのか、楽しみにしています。