新たな高齢者支援の一歩を踏み出す
2025年11月26日(水)、日本で初となる「一般社団法人全国高齢者等終身サポート事業者協会」が正式に設立され、その設立記念フォーラムが東京で開催されることが発表されました。この団体は、弁護士やケアマネジャーなど専門のプロフェッショナルが連携し、身寄りのない高齢者をサポートする仕組みを整える目的で設立されました。全国規模で高齢者の終身サポート事業を健全化し、信頼性を高めることを目指しています。
現代社会における高齢者支援の重要性
近年、単身世帯が急増している日本では、身寄りのない高齢者が急増しています。彼らが直面する問題の一つが、病院に入院する際や施設に入所する際に、頼れる人がいないことです。特に、緊急時の連絡先がいないため、医療行為の同意を取得できなかったり、死亡後の葬儀を執り行う人がいなかったりするケースが増えています。このような状況は、社会全体にとって深刻な課題となっているのです。
一方で、単身高齢者向けの身元保証事業者は増加していますが、業者の質や信頼性がバラバラで、トラブルも発生しています。このような背景から、高齢者等終身サポート事業者協会は、業界の健全化と信頼性向上を図るために設立されたのです。
設立記念フォーラムの詳細
設立記念フォーラムは、以下の通り開催されます。
- - 日時: 2025年11月26日(水)14時30分~17時(14時より受付開始)
- - 場所: JA共済ビルカンファレンスホール(東京都千代田区平河町2-7-9)
- - 参加方法: 会場参加およびオンライン参加が可能ですが、会場には定員があります。
このフォーラムには、行政関係者や福祉・介護関係者など、さまざまな有識者が参加予定です。また、高齢者等終身サポート事業に関心を寄せる個人・団体の参加も歓迎とされています。
高齢者等終身サポート事業者協会の設立背景
本団体の設立に向けた準備委員会は、2025年2月に発足し、これまでに3回の勉強会を開催しました。また、アドバイザリーボードを設置し、業界の発展に向けた議論を重ねてきました。これにより、事業者が高齢者等終身サポート事業を適正に運営するためのガイドラインの策定も進めてきています。
あかり保証は、準備委員会に参画している企業の中でも、弁護士が母体ということから、業界全体の信頼性向上に貢献する役割を担っています。今後も、専門知識を生かし、業界の透明性と安全性の確保に努めていく所存です。
まとめ
高齢者の孤立を防ぎ、安心して老後を過ごせる社会の実現に向けた動きが始まっています。全国高齢者等終身サポート事業者協会の設立は、今後の業界の発展に大いに寄与することでしょう。フォーラムへの参加を通じて、その意義を深く理解する機会を持ちましょう。