新しい在宅連携の形
2025-10-21 10:32:21

eWeLLが提案する新たな在宅医療連携モデルの未来

eWeLLが提案する新たな在宅医療連携モデルの未来



株式会社eWeLLは、大阪府豊中市で開催された「第30回 日本在宅ケア学会学術集会」にて、急性期と慢性期の医療を繋ぐ新しい地域医療連携モデルを提案しました。このセミナーには、300人以上の地域医療従事者が集まり、熱心な議論が交わされました。

今回のセミナーのテーマは、「繁忙な退院支援部隊と地域をつなぐ訪問看護ステーションとの連携モデル」です。登壇したのは、大阪大学医学部附属病院の吉田麻美副看護師長と、ななーる訪問看護ステーションの勝眞久美子統括管理者の2名です。セミナーは、地域医療関係者にとって非常に重要な退院支援の現状と課題を共有し、具体的な解決策を模索する場となりました。

セミナーの内容



1. 退院支援の現状と課題(吉田麻美氏)


吉田氏は、大阪大学医学部附属病院での退院支援の実績について解説。急性期病院における在院日数の短縮が進む中、高齢者や医療依存度の高い患者の退院に伴う課題が増加しています。在宅療養移行支援の緊急性が高まる一方、地域資源の選定などの連携については依然として課題が多いと語りました。

2. 地域訪問看護の立場からの連携モデルの提案(勝眞久美子氏)


勝眞氏は、ななーる訪問看護ステーションの実績をもとに、病院と地域での医療機関との連携の重要性について語りました。彼女は、「生きる」を「活きる」へ導くという理念のもと、高い医療ニーズを持つ患者の支援に努めていると説明しました。しかし、情報共有の煩雑さが課題であることも指摘し、ICTを活用した連携の重要性を訴えました。

セミナーの中では、新たに紹介された無料プラットフォーム『けあログっと』についても大きな注目を集めました。このプラットフォームは、地域の医療機関を簡単に見つけることができ、患者にとって大変便利なサービスです。利用者は、自分の条件に合った医療・介護サービスを絞り込むことができ、地図上で視覚的に確認できるため、「お店探し感覚」で医療機関を探せるという新しい体験を提供します。

3. 連携促進の展望


今後、eWeLLは地域医療連携のプラットフォーマーとして、医療、介護従事者の業務負担を軽減し、患者が安心して暮らせる地域社会の実現を目指します。訪問看護向けの電子カルテ『iBow』に蓄積されたデータをもとに、地域包括ケアプラットフォーム『けあログっと』を推進し、今後も地域医療の課題解決に努めていく考えです。

このセミナーは、急性期医療と慢性期医療との架け橋としての役割を果たすことが期待されており、これからの地域医療の在り方を考える重要な機会となりました。私たちが目指すのは、患者一人一人が質の高い在宅療養を受けられる未来です。

参考:



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