心躍るオペラ体験!『しろくまの王さま ヴァレモンの物語』が開催
子どもたちのためのオペラ『しろくまの王さま ヴァレモンの物語』が、2025年9月14日と15日に東京芸術劇場シアターイーストで上演されます。この公演は、サラダ音楽祭の人気企画であり、ノルウェーの童話を基にした心温まる冒険物語です。
物語は、勇敢な娘ラグナが彼女の愛するしろくまの王、ヴァレモンの呪いを解くために冒険に出るという展開です。魔法のような音楽と豊かな声の表現で、観客を未知の世界へと導きます。演出家の菅尾友が手掛けるこの作品は、既に数多くのオペラでの成功を収めており、音楽はオーストラリアの作曲家エレナ・カッツ=チェルニンによるものです。
魅力的なキャストとスタッフ
出演者には、ラグナ役としてソプラノの種谷典子、ヴァレモン役にバリトンの小野寺光、そしてストーリーテラーには神原愛可が名を連ねています。オーケストラは小さな編成ですが、豊かな音色で物語を彩ります。演出や台本の日本語翻訳も菅尾が担当しており、職人的なセンスで新たな視点から物語が描かれています。
冒険物語のあらすじ
物語は、ラグナが夢の中で出会ったしろくまの王ヴァレモンと結婚したことから始まります。しかし、ラグナは約束を破り、ヴァレモンは恐ろしいトロールの女王に連れ去られてしまいます。彼を取り戻すため、ラグナはたった一人で冒険に出発します。暗い森や雪山を越え、彼女はヴァレモンの元へ辿り着くことができるのか?
ラグナの愛情と勇気は、今を生きる子どもたちへのメッセージとも言えるでしょう。孤独や不安を抱えて生きる現代の子どもたちに、彼女の冒険が小さな励ましとなることを願っています。
公演の詳細
日時
公演は2025年9月14日(日)と15日(月・祝)の2日間、14:00の開演です。会場は東京芸術劇場シアターイースト。
チケット情報
チケットは一般3,000円、小中高生1,500円で販売されます。未就学児の入場は不可ですが、託児サービスも充実しており、安心して観覧できます。また、チケット発売は2025年6月23日からで、早めの購入が推奨されます。
鑑賞サポート
特別な舞台説明会も行われ、見えない・見えにくい方々のために設けられたこのイベントでは、場面設定や登場人物についての解説が行われます。これは無料で参加でき、参加には事前にチケットが必要です。
『しろくまの王さま ヴァレモンの物語』は、子どもたちが新しい世界を発見し、大人たちが童心に返るひとときを提供します。オペラを通じて、家族全員が共に楽しめる貴重な体験をお楽しみください。改めて、東京芸術劇場での特別な音楽劇に足を運んでみませんか?