コンテックの新イーサネット無線コンバータの魅力
大阪市に本社を構える株式会社コンテックは、長距離無線転送を実現するイーサネット無線コンバータ「RP-WAH-SR12」と「RP-WAH-SR22」を発表しました。この製品は920MHzのサブギガ帯無線技術を利用し、最大1kmの距離でのイーサネット通信を実現するものです。今回はこの新製品の特長について詳しくお伝えします。
サブギガ帯無線とは?
「RP-WAH-SR12」と「RP-WAH-SR22」は、最新のWi-Fi規格「IEEE 802.11ah」に準拠しています。この技術は2022年9月から日本で利用可能となり、920MHz帯の無線を使用することで、免許なしでも屋外での利用が可能です。これにより、従来の無線通信と比較して高速で安定した長距離通信が可能となります。
特に、大規模な工場やプラント、農場などのように広大な敷地面積を持つ環境での活用が期待されています。
コンパクト設計と多様な設置方法
新しいイーサネット無線コンバータは、そのコンパクトな設計により、設置場所を選びません。付属の取り付けブラケットを使えば、壁面やDINレールに簡単に取り付けられ、さらに外部アンテナにも対応しているため、無線LANシステムの構築も自由自在です。
高速通信と長距離伝送
この無線コンバータは、150Kbpsから最大13.5Mbpsもの速度で通信が可能で、実際の運用では1Mbps程度の速度を期待できます。これにより、離れた場所に設置された監視カメラなどからの映像データを無線で転送することが実現しました。これまでの無線技術では難しかった用途にも対応できるでしょう。
モード切り替え機能
また、「RP-WAH-SR12」と「RP-WAH-SR22」は、アクセスポイント(親局)とステーション(子局)のモードを切り替えることができます。親局として設定すれば、最大10台の子局と接続が可能です。このモードの切り替え機能により、様々なネットワーク構成が可能となります。
幅広い電源供給と耐環境性
どちらのコンバータも、ACアダプタ(別売)、直流電源、USB給電など複数の電源供給方式に対応しています。また、使用環境温度は-20℃から60℃まで対応しており、寒冷地や高温でも信頼性を保つことができます。
お問い合わせ先
この新製品に関する詳しい情報は、
コンテックの公式ページをご覧ください。また、テクニカルサポートが必要な方は、050-3786-7861までお電話ください。
まとめ
コンテックの「RP-WAH-SR12」と「RP-WAH-SR22」は、サブギガ帯無線を活用した最先端のイーサネット無線コンバータです。長距離通信、高速データ転送、設置の自由度など、多くの魅力が詰まった製品として、さまざまな分野での活躍が期待されます。これを機に、ぜひ新たな無線環境の構築を検討してみてはいかがでしょうか。