ヤマザキマリの世界を探る特別展が開催
2026年2月、京都の美術館「えき」KYOTOにて、注目の漫画家・画家・著述家である
ヤマザキマリの特別展が開かれます。本展は、彼女の幅広い作品を通じて彼女の視点やインスピレーションの源泉を探る絶好の機会です。
展覧会のコンセプト
ヤマザキマリ氏は、14歳の頃にヨーロッパを旅して以来、国境を越えた豊かな経験を重ねてきました。イタリアで美術を学んだ後、様々な文化圏での生活経験を通じて、彼女の作品には文化のクロスオーバーが見られます。中でも代表作『テルマエ・ロマエ』は、古代ローマと現代日本の入浴文化を融合させた斬新な内容で、多くのファンを魅了しています。
本展では、ヤマザキマリの漫画、エッセイ、絵画の三つの側面からその広大な世界を紹介します。彼女が描き出す様々な文化や生活のエッセンスを感じ取ることができます。
画家としての作品
展示には、山下達郎氏の「SOFTLY」ジャケット用に製作した油彩肖像画や、立川志の輔氏の姿、そして文楽の人形使いであり人間国宝の桐竹勘十郎氏を描いた作品などが含まれています。これらの作品は、彼女の芸術的な視点と独特な表現力を示しています。
著述家としての多彩な活動
ヤマザキマリは、単著から共著、雑誌記事まで多岐にわたる著作を手掛けています。この展覧会で彼女の文筆家としての側面も紹介され、多くの作品が並ぶ予定です。彼女の文学的な才能や哲学に触れる機会でもあります。
漫画家としての魅力
展示の目玉の一つとして、ファン待望の手描き原稿が公開されます。『テルマエ・ロマエ』をはじめ、多くの名作の制作過程を直に見ることができるのです。これは、ヤマザキマリの創作の裏側や考え方を学ぶ貴重な機会です。
特別トークイベントの開催
展覧会の開幕前日、2026年2月20日にはヤマザキマリ氏自身によるスペシャルトークイベントが開催されます。このトークでは、彼女の創作におけるエピソードや、各国での旅と生活についての話が聞ける貴重な機会です。定員は30名で、参加希望者はお早めにチケットをお求めください。
開催概要
・会期:2026年2月21日(土)~3月30日(月)
・会場:美術館「えき」KYOTO
・開館時間:10:00~19:30
・入館料:一般1,100円、高校・大学生900円、小・中学生500円。
・特例として、障害者手帳をお持ちの方とその同伴者には割引が適用されます。
この展覧会は、ヤマザキマリの多彩な才能を一堂に楽しめるチャンスです。独自の世界観に触れながら、視覚的にも知的にも刺激を受けることができる特別な体験をお見逃しなく!
本展の詳細や最新情報については、美術館「えき」KYOTOの公式HPやSNSをチェックしてください。