テレキャスの深淵とジャズの巨人に迫る
2026年8月12日、音楽メディアのリットーミュージックから『ギター・マガジン2026年9月号』が発売されました。この号では、特集として80ページにわたり「教養としてのテレキャス学」が展開されており、ギター愛好者にとって必見の内容となっています。
テレキャスターの魅力を深掘り
今号のメインテーマであるテレキャスターは、1951年にその名が世に広まって以来、エレクトリック・ギターの原点ともいえる存在です。そのデザインは非常にシンプルですが、シンプルさの中に潜む“テレキャスにしか出せない潔いサウンド”は、他のどのギターとも一線を画しています。特集では、テレキャスターの誕生から現在に至るまでの道のりを、隅々まで深く掘り下げています。
この特集では、過去の主要なモデルであるブロードキャスターやノーキャスターも紹介され、テレキャスター・シンラインやカスタム、デラックスなどのサブモデルの誕生背景や歴史も詳しく解説。1951年から1983年までの仕様変遷表も豊富に掲載されており、非常に充実した情報が詰まっています。
また、特に目を引くのは、テレキャスターを愛用するギタリスト、橋本絵莉子さんと曽根巧さんによる現行モデル12機種の試奏レビューです。彼らのフィルターを通した音の解釈やプレイスタイルは、多くのギタリストにとって参考になることでしょう。
Q&Aセクションも充実
特集にはプロ・ギタリストや音楽識者が、テレキャスターに関する基本的な疑問に答えるQ&Aコーナーも含まれています。そこで扱われるのは、テレキャスターの特徴や魅力についての30の基本常識です。このQ&Aは、テレキャスが初めての方にも理解しやすく、愛好者であれば必ず膨大な知識を得られる構成になっています。
中牟礼貞則を追悼するページ
特集の後半では、日本ジャズ界の巨人、中牟礼貞則氏に対する追悼企画が組まれています。氏は、戦後日本のジャズ黎明期からプロとして活動を続け、93歳で亡くなるまで多くのステージに立ち続けました。この追悼企画では、中牟礼氏の功績と、彼がジャズシーンに与えた影響について振り返ります。小沼ようすけさんや井上銘さんなど、後進のギタリストから寄せられた追悼メッセージも心に響きます。
その他のコンテンツ
雑誌の内容は特集以外にも多彩です。山内総一郎さんや君島大空さんのインタビュー、厳選された新製品レビュー、さらにはヒット曲から学ぶギター上達ガイドブックなど、読みごたえがある内容が充実しています。
ギター・マガジン2026年9月号は、ギターを愛するすべての人々にとって読み応え十分の一冊です。特にテレキャスターに興味のある方、そしてジャズ好きの方は、ぜひ手に取ってその魅力を感じてみてください。