杉良太郎の舞台魅力
2025-12-24 18:13:30

杉良太郎が12年ぶりの舞台表現でファンを魅了

杉良太郎が12年ぶりに魅せる舞台表現



歌手であり俳優でもある杉良太郎さんが、およそ12年ぶりに舞台表現を披露し、多くのファンを魅了しました。11月27日に東京都内のサントリーホール・ブルーローズにて開催されたイベント『第一回 杉良太郎に会いたい』。今回は、講演と歌唱、舞台表現を組み合わせた初めての試みで、観客との距離を縮める素晴らしい機会となりました。

約36年の舞台活動の集大成



杉良太郎さんは、昭和44年(1969年)から約36年もの間、杉劇団の座頭として活躍してきました。2013年には『樅ノ木は残った』での主演が最後の舞台となっていましたが、今回のイベントでは、彼が特に思い入れのある舞台作品『旅鴉半次郎 ふりむけば夕陽』を選び、その一部を本読みの形で披露。公演当日、杉さんは感情豊かにセリフを熱演し、台本をほとんど見ずに舞台の臨場感を伝えました。

自身初の本読みに挑戦



本読みとは、シンプルな所作を織り交ぜて台本を語る形式で、リハーサルではピンマイクを使用していましたが、舞台の雰囲気を出すために急遽地声に変更したことからも、杉さんの役者としてのこだわりを感じます。演技後は、拍手と共に「この歳になっても、演じることが『純』な性格や生き方の大切さを教えてくれる」と振り返りました。彼の体験を通じての真剣な言葉は、観客に深く響いたことでしょう。また、「次回はもっと自分の原点に帰って、良いものを作りたい」とユーモアも交えたコメントに会場は笑いに包まれました。

『旅鴉半次郎ふりむけば夕陽』の物語



『旅鴉半次郎ふりむけば夕陽』は杉さんが1979年に初演した作品で、舞台での代表作でもあります。物語は、山形県の紅花問屋で丁稚奉公をしていた少年・半次郎の成長を描いています。9歳の時、主人公の半次郎は、店の一人娘おようの優しさに救われ、17年後、再会を果たすも、さまざまな障害を乗り越えることになります。彼とおようとの感情の葛藤や、運命を共にする二人の姿が描かれ、観客の心を掴む深いストーリーが展開されます。

音楽活動にも充実



また、イベントの後半では、ヒット曲「すきま風」や「明日の詩」など、杉さんの名曲も披露され、81歳とは思えない力強い歌声が響きました。特に、『遠山の金さん』のテーマ曲は観客の心に強く印象を残しました。自身が作詞した『愛の一滴』では、少年院の子どもたちへの思いを込めて歌唱し、杉さんの深い人間性も感じられました。

新著『生涯献身』も話題



イベントでは、10月に出版されたばかりの新著『生涯献身』の販売も行われ、多くの方に手に取ってもらいました。杉さんの福祉活動や芸能界での経験が綴られた一冊で、ぜひ読んでみてほしい一冊です。公式SNSやYouTubeでの活動も充実しており、多くのファンから期待されています。

今後の活動に期待



杉良太郎さんの12年ぶりの舞台表現は、彼の演技への情熱や、人生の積み重ねを改めて思い起こさせるものでした。今後の活動にも、ますますの期待が寄せられています。彼の魅力あふれる舞台と音楽、そして人間としての深さを感じる素晴らしい機会となった今回のイベントでした。


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