エンタメ業界の未来を切り開く、エイスリーアカデミーのプレ期が成功裏に終了

株式会社エイスリーが運営するエンターテインメント業界の人材育成プログラム「エイスリーアカデミー」が、プレ期を無事に終えました。この期間はトライアルとして、受講生のフィードバックを基に、今後の正式開講に向けた準備が行われます。

エイスリーアカデミーの背景

その設立には、日本のアニメやゲームなどのコンテンツの競争力を高めるため、経団連が「コンテンツ省」の創設を提案したことが影響しています。しかし、エンタメ業界では人材確保や育成が課題として浮上しています。特有のスキルやマインドが求められる中、未経験者が企業に入社することは困難で、早期に離職するケースも多く見られます。

これらの課題を解決するため、エイスリーアカデミーは、志望者に対し実践的な学びの場を提供しています。受講生は、実際の仕事内容や企業文化を体験することで、業界への理解を深めることができます。

プレ期の概要

プレ期は2025年3月から4月末にかけて行われ、主に芸能マネージャー志望の受講生を対象に講座が構成されました。内容は広告・SNSマーケティング、映画、音楽など、エンタメ業界全般の理解を促進するもので、受講生はオンラインとリアルでの学習を通じて、短期間で業界の全体像を把握しました。

オンラインでは、SNSや広告、映画、音楽、テレビといった5つの分野の基礎知識を学び、計10時間の学習を行いました。個々の都合に合わせて学べる柔軟さが魅力です。

さらに「エンタメキャンプ」と呼ばれるワークショップも実施されました。この対面形式のワークショップは、毎週土曜日に5週にわたって行われ、業界特有の情報を確認し、エンタメ業界の文化を深く理解することを目的としています。参与する講師は映画プロデューサーや音楽アーティストなど、各界の専門家が務めました。

受講生は、アイデアを出し合い、実践的なスキルを習得することができました。さらに、著名アーティストの広瀬咲楽さんによるサプライズライブも開催され、受講生たちは貴重な体験をしました。

受講生の声

受講生は「業界理解が深まった」との声が多く、キャリアに対する気持ちの変化を語っています。具体的には、実際の業務の流れを学ぶことで、芸能マネージャーの仕事の本質に気づき、営業力やコミュニケーション能力の重要性を実感したという意見が多く寄せられました。また、エンタメ広告に対する興味が膨らんだという体験談もありました。

エイスリーアカデミーは、ただ知識を提供するだけでなく、内定や転職後の姿を見据えた実践的な支援を目指しています。受講生の多様なニーズに応えるため、カリキュラムは業界の仕組みやお作法に加えて、コンプライアンスに関する教育も行っています。

今後の開講予定として、1期が2025年6月2日から7月31日、2期が2025年8月1日から9月30日にかけて行われる予定です。エイスリーアカデミーは、エンタメ業界への関心を高め、職種に必要なスキルを習得する場として、より多くの志望者にメッセージを届けたいと考えています。エイスリーアカデミーの詳細情報は公式サイトにて提供されていますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。