電気がいらない新しい炊飯方法
大阪府門真市を拠点とするタイガー魔法瓶株式会社が、注目の製品「魔法のかまどごはん」で、「第19回キッズデザイン賞」のキッズデザイン協議会会長賞を受賞しました。この炊飯器は、電気やガスがなくても、新聞紙を燃料にしておいしいご飯を炊くことができるというユニークなアイディアから生まれています。
受賞の理由
受賞の理由について、審査員からは『新聞紙を燃やしてご飯が炊けるという発想を高く評価した。キャンプ用品や非常時の炊飯グッズとしての利用も可能で、親子で食の大切さを学ぶ機会を提供する良作である』とのコメントが寄せられました。この炊飯器は簡単に扱えるため、親子での共同作業としても楽しめる点が魅力となっています。
まさに「食育」のツール
「魔法のかまどごはん」は、もしもの時に役立つだけでなく、アウトドアでの利用にも適しています。自然災害が増える中で、家庭での防災対策としても期待されています。この製品を使用することで、親子で火の扱い方を学び、エネルギーの大切さや食の価値について再認識するきっかけになります。
特徴と使い方
この炊飯器は、新聞紙を下部にある2つの穴に交互に入れて燃やすことでご飯が炊ける仕組みです。0.18Lから0.9L(1~5合)までの炊飯が可能で、サイズは約25×25×23.3cm、質量は約3.1kgとなっています。希望小売価格はオープン価格で、詳細は製品のウェブページで確認できます。
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日々の暮らしに備えを
「魔法のかまどごはん」は、もしもの時にも安心して温かいご飯を味わえる環境を提供することを目指しています。この炊飯器を使うことで、日常的な備えを意識する場面が増え、家庭での防災教育にも貢献すると期待されています。
参加予定のイベント
今後、国立青少年教育振興機構との協力によるイベントも開催されます。子どもたち向けに、炊飯体験プログラムが用意されており、参加することで防災意識や食についての理解を深める機会が得られます。具体的には、以下のイベントに参加予定です:
- - 「あそびの祭典inのりくら」 10月5日(日) 国立乗鞍青少年交流の家
- - 「Smile Festival ~NOTOに最幸の笑顔を~」 10月18日(土) 国立能登青少年交流の家
- - 「秋のキッズフェスタ2025」 10月25日(土)、26日(日) 国立オリンピック記念青少年総合センター
コロナ禍での影響とともに、子供たちの防災意識を高めることは非常に重要です。「魔法のかまどごはん」と共に、親子での協力と共学が新しい家庭の形を生み出すことを願っています。