ベトナム・ホイアンの魅力を探る旅
2026年9月、KAAT神奈川芸術劇場での公演を控えた新作ミュージカル『アニオー姫』の主人公、アニオー姫役を演じる音くり寿が、物語の舞台であるベトナム中部のホイアンを訪問しました。本記事では、その訪問を振り返りながら、歴史的背景や文化を通じて作品を理解する旅の様子をお伝えします。
物語の舞台、ホイアン
ホイアンは、17世紀の国際貿易によって日本との関係が深まった歴史を持つ都市です。日本人町や日本橋、そして日本人墓地など、当時の交流の名残を今に伝える場所が点在しています。音くり寿も、そこで日本との交流を象徴する史跡を訪れ、その歴史を体感しました。
『アニオー姫』は、ベトナムの王族の姫と日本の商人の実在の交流を基にした作品であり、様々な文化を超えた人々のつながりを描くものです。この作品が描く『愛』の物語を深く理解するためには、音くり寿自身がホイアンの地で得た経験が非常に大切だったことでしょう。
歴史を辿る旅
音は、日本人墓地に墓参し、日本橋やゴックホア通りを散策しています。特に、昔の町家を利用した「日本文化の家」や朱印船のレプリカを見ることで、日越交流の歴史を肌で感じました。ホイアンの街は、佇む古い家屋やトゥボン川に浮かぶ舟が織りなす美しい風景に満ちており、音はその空気感を存分に味わいました。
さらに、この旅の中でベトナムの漆画家安藤彩英子氏のアトリエを訪問し、彼女から当時の日本人の様子や歴史的な背景についての貴重な話を聞くことができ、舞台での役作りを考える上で大きなインスピレーションを得ることができました。
音くり寿の感想
音くり寿は、ホイアンでの経験を振り返り、街の女性たちのエネルギーや笑顔に触れ、彼女たちの姿から多くの感覚を得たことを語っています。
「ベトナムを訪れるのは初めてで、見聞きするすべてが刺激的。言葉が分からないからこそ、表情や雰囲気から感じ取ろうと努めました」と、初めての体験が持つワクワクする気持ちの大切さを強調しました。
アニオー姫役として、この経験を自身にどう落とし込み、豊かに表現していくかを考えることが今後の役作りの鍵になるでしょう。
ミュージックビデオの公開
また、音くり寿が歌う「ダンバウ ふるさとの響き」のミュージックビデオが2026年3月中旬に公式サイトで公開される予定です。ホイアンの美しい風景をバックにした映像が楽しみですね。
結び
音くり寿の訪問を通じて、ミュージカル『アニオー姫』の背景や、日越交流の重要性を感じることができました。ホイアンがこの作品にもたらす影響は計り知れません。今後の公演に向けて、彼女の成長と本作がどのような形で結実していくのか、我々も楽しみでなりません。