飛騨市の新たな挑戦「CHOTTOKIITE!」
岐阜県の飛騨市が、新たな医療・介護応援キャンペーン「CHOTTOKIITE!(ちょっと聞いて)」を始動しました。このプロジェクトは、深刻な人手不足やサービス維持の難しさに直面している医療・介護分野を、地域の皆さんと共に未来へつなげるための取り組みです。
地域の音楽を活かしたプロジェクト
「CHOTTOKIITE!」プロジェクトには、地元出身の音楽家、谷澤智文さんが参加しています。谷澤さんは、市内の医療・介護施設を訪もとし、人々からのインスピレーションを受けて新曲を制作しました。この曲は、医療・介護現場で流れるやさしい音風景をモチーフにしており、地域の温かさを音楽で表現しています。
プロジェクトの一環として、地域の皆さまから「あなたのまわりにあるやさしい瞬間」を写真で募集しています。応募者は、家族とのひとときや地域のふれあい、日常の中の小さな優しさを映し出した写真を投稿し、選ばれた作品は楽曲とともに映像制作に使われる予定です。
医療・介護現場の現状
飛騨市は、岐阜県最北端に位置する人口減少が進む地域で、特に生産年齢人口が減少傾向にあります。令和5年に実施されたアンケート調査によると、介護サービス事業所の約65%が人手不足を訴えており、約20%は需要に応えることができていないとのこと。多くの事業所が人手不足によるサービスの制限や縮小を余儀なくされています。
現場の「やさしさ」を伝える
それでも現場の職員たちは、限られたリソースの中でも利用者とのコミュニケーションを大切にし、笑顔を絶やさず活動しています。「笑顔でコミュニケーションがとれると嬉しい」「利用者さんの明るい表情がモチベーションになる」といった声が多く聞かれ、やさしさがこの業界の支えとなっています。
音楽とビジュアルの融合
谷澤さんがプロデュースした楽曲は、医療・介護現場の音を取り入れ、訪れる人々に心の温もりを伝えるものです。彼自身も、医療・介護の現場に触れ、その美しさを感じた有意義な体験を基にしています。今後、この楽曲にあわせた映像作品も公開される予定で、参加者の皆さんから募集した「やさしい瞬間」の写真が一緒に映し出されることで、視覚的にも飛騨市の医療・介護の未来が表現されることになります。
今後のスケジュール
このプロジェクトは、地域の人々による関心を深めることも重要な目的の一つです。秋から冬にかけて、楽曲の公開や応募された写真を使った映像作品の発表が計画されており、プロジェクトを通じて、医療・介護の重要性を広めていくことが期待されています。
- - 12月: 楽曲の公開および写真応募の開始
- - 1月: 楽曲を元にした映像作品の公開
- - 2月: 提供いただいた写真を用いたスライドショーの公開
参加方法
「やさしい瞬間」の写真応募は、専用フォームを通じて受け付けています。必要な情報を記入し、エピソードとともに写真を投稿してください。あなたのやさしい瞬間が、飛騨市の未来を明るくするかもしれません。
このプロジェクトを通じて、地域の医療・介護への理解と支援が広がることを期待し、一人ひとりができる範囲での参加を促すメッセージをお届けします。音楽の力で、人々の心にやさしさを届けていきましょう。