カンヌ上映映画『８番出口』監督が語る魅力と制作秘話に迫る！

毎週日曜日の朝に放送される音楽や映画などのエンタメ情報をお届けする番組『エンタメPalette!!』。9月から迎える新しい季節にふさわしい特別なゲストとして、映画『８番出口』の監督、川村元気が登場します。この映画は、「第78回カンヌ国際映画祭」へのオフィシャルセレクションとしても認められ、多くの映画ファンからの期待が寄せられています。

映画『８番出口』の注目ポイント

この映画は、世界的に人気のあるゲームを原作とした実写映画として公開されます。実際、100以上の国と地域での上映が決まっており、前例のない注目度を誇ります。川村監督は、この作品に関して「日本的なデザインに惹かれた」と語りつつも、地下道に迷って出られなくなる体験は全ての国で共感できる普遍性を持っていると指摘します。彼の言葉には、日本的な美の追求と、グローバルな体験の融合が見え隠れしています。

さらに川村監督は、制作過程で直面した最初の壁についても触れます。「ゲームには物語がないことに気がつき、最初はどうしようか悩みました」と語る彼の表情は、目前に控える大作への真剣な思いを伝えます。

映画体験を重視した制作

川村監督は「映画館で観るという体験を大切にしたい」とも述べています。この映画は、映画館での観賞を前提に作られており、その面白さを追求しています。彼の物語的思考と脚本家平瀬謙太朗の数学的思考、そして主演の二宮和也の多面的なアプローチによって、新たな映画体験が生まれたと言います。

視点を変える映画の側面

特に興味深いのは、本作のキャラクターたち全員に名前が付けられていないことです。これには何か意図があり、映画体験に新たな視点をもたらします。川村監督はその理由を語る中で、観客がどのように物語と向き合うかを考える重要性を示しました。

また、番組のパーソナリティであるNakamuも川村監督に鋭い質問を投げかけ、「企画を行う際の思考法」について聞き出します。これからクリエイターを目指す人やエンタメ好きには非常に貴重なヒントとなる話で、聞き逃す手はありません。