観光DXとVR体験
2025-09-28 15:46:22

学生の手による観光DXプロジェクトが大阪・関西万博に出展

学生主体の観光DXプロジェクトが盛況の中、万博でVR体験を提供



2025年8月、大阪・関西万博の岡山県ブースで、岡山大学の学生が中心となる観光DXプロジェクトが注目を浴びました。このブースでは、高梁市との共同で「おかやま『桃太郎の夏休み』」というテーマのもと、魅力満載のVR映像が展示され、3日間の開催期間中に約600人が訪れました。

このプロジェクトは、地域の観光振興と「誰もが観光を楽しめる社会」の実現を目指しており、学生たちが主体的に地域課題の解決に取り組むことが求められています。総合的な観光DXを進めることで、地域の魅力を再発見し、新たな観光体験を提供することを目的としています。特に関心を集めたのは、岡山大学の学生と大学発のベンチャーが協力して制作した3Dメタバース映像です。これにより、備中松山城や高梁市のキャラクター「猫城主さんじゅーろー」が仮想空間に再現され、訪れた人々は城下町を散策する楽しさを堪能しました。

臨場感のあるVR体験



ブースでは、来場者がVRゴーグルを装着し、ドローン技術を活用した美しい空撮映像を体験できる機会も提供されました。「空から見よう!天空の山城 備中松山城」がテーマのこのプロジェクトでは、雲海の上を飛行する感覚を実感でき、特に好評を得ました。「実際に城に行ったことがあるが、この視点は初めてで感動した」という声もあり、幅広い世代に印象を与えることができたようです。

また、車いすでの来場者もVR体験を楽しむ姿が見受けられ、「誰もが観光を楽しめる社会」の実現に向けた可能性を感じ取った学生たちにとっても、貴重な経験となりました。

地域振興と学びの場



万博最終日には、高梁市の観光PRとして備中神楽保存会による演舞も行われ、会場内は大きな盛り上がりを見せました。学生たちは、どのように地域の魅力を表現し、楽しさを提供できるかを考えながら、来場者の反応を観察しつつ実践的な学びを得ることができました。このプロジェクトは単なる観光PRにとどまらず、観光DXを通じた地域問題の解決や、地域のWell-being社会の実現を視野に入れています。

これからの展開



今回の映像作品やドローン模型は、2025年12月2日に岡山大学で開催予定の「R&D Showcase 2025」にも展示される予定です。また、雲海シーズンを利用した特別上映や高梁市内の各施設での常設展示も計画されており、地域の観光振興と社会のWell-being向上に寄与することが期待されています。これからも岡山大学の取り組みにご注目ください。

このように、学生主体の観光DXプロジェクトは、新しい観光体験を通じて地域の魅力を再発見し、多くの人々に喜ばれることを目指しています。美しい自然や文化を楽しむことができる地域を、今後も紹介していきます。


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