関西の文系学生76名が参加したAIキャリア形成イベント「文系AIナイト」開催報告
2026年6月24日、大阪市北区のMBSちゃやまちプラザで、文系大学生を対象にしたキャリアイベント『文系AIナイト ──文系のためのAIキャリア戦略』が行われいました。主催は株式会社Scene Liveと、株式会社アクトビ、株式会社ビヨンドの3社。
本イベントには、関西の大学から76名の学生が参加し、AI時代における文系人材のキャリアやその実務におけるAI利用について活発に議論しました。参加者の約80%は文系学生で、京都大学、大阪大学、神戸大学などの国公立大学や、関西の主要私立大学から集まっています。特に注目すべきは、2030年の卒業を目指す学生の参加もあり、将来のキャリアに対する関心の高さが際立ちました。
生徒たちの背景
当日の参加者の属性では、文系の学生が79.5%を占め、理系は20.5%と多くの文系学生が集まりました。参加大学の中には、知名度の高い大学が多数含まれ、さらには文系学生の中でも早期にキャリア形成を考える学生が多かったことが証明されました。
パネルディスカッション
イベントの目玉は、3名の関西IT企業の経営者によるパネルディスカッション。学生から寄せられた107件の質問に、リアルタイムで回答する形式で進行しました。学生からの質問には「エンジニア職はAIに奪われてしまうのか?」という疑問もあり、経営者たちは「AIによって一部の役割は変わるが、新たな価値も生まれる」との考えを示しました。また、文系学生がエンジニアになる可能性も指摘され、特にクライアントニーズを汲み取る力は文系学生に強みがあるとの意見も出ました。
AIデモンストレーション
イベントでは、生成AIを使ったWebアプリケーション開発のデモも行われ、参加者はリアルタイムでそのプロセスを目の当たりにしました。開発したアプリは、文系大学生が必要なスキルを測定する「キャリア診断アプリ」で、わずか30分で一般公開まで成功させたとのこと。参加者は、AIが実際にどのようにアプリを開発するのか、そのプロセスの重要性を理解することができました。
学生の反応
イベント終了後の満足度は非常に高く、パネルディスカッションは81.9%、AIデモンストレーションも70.9%と好評価を受けました。参加学生からは「業務におけるAIの活用が知れてよかった」「自分もAIを使って何か作ってみたい」といった感想が寄せられました。
次のステップ
今後、KANSAI AI BOOTCAMPと題した新たな長期プログラムが始まることもアナウンスされました。このプログラムでは、選抜された学生たちが実務に直結したスキルを学ぶことが期待されています。関西のIT産業の発展にも寄与するこの取り組みが、今後の人材育成の新しいスタンダードとなることを願っています。
文系学生がAI時代のスキルを学び、自身のキャリアを築いていくための重要な第一歩を踏み出したことが感じられるイベントでした。