関西大学ボランティアセンター、20周年記念事業を開催
関西大学ボランティアセンターが2025年に設立20周年を迎えます。この大きな節目に、学生が社会のさまざまな課題に目を向け、自ら行動するきっかけとなる特別な事業を展開します。現在の社会にとって重要なテーマである被災地支援と環境問題に焦点を当て、実践型プログラムを通じて、学生の成長と地域社会への貢献を促進します。
設立からの歩み
このボランティアセンターは、2005年に大阪府内の大学で初めて創設され、以来多くの学生に自主的な社会参画の機会を提供してきました。設立20周年を迎える今、学生が自ら社会課題に対して行動し、持続可能な解決策を考える場を更に広げることを目指しています。
2大プロジェクトの内容
今回の記念事業は、以下の2つのプロジェクトを中心に構成されています。
1. 被災地支援プロジェクト: 写真洗浄ボランティア
このプロジェクトでは、能登半島地震の被災地支援活動を行います。具体的には、被災者の思い出が詰まった写真の洗浄や返却、傾聴、現地視察などの活動を通じて、学生が「支援とは何か」を真剣に考える機会を設けています。
活動の流れは次の通りです。
- - 事前講座を関西大学で開催(4/23 終了)
- - 写真洗浄作業を関西大学内で行い(5/15、6/18、7/9、8/4)、
- - 9月12日から14日にかけて、現地での2泊3日の活動を予定しています。
このプロジェクトを通じて、学生は被災地でのリアルな経験を通し、被災者に寄り添う心を育むことができるでしょう。
2. マイクロプラスチックプロジェクト: 友ケ島清掃ツアー
このプロジェクトは、和歌山県の無人島・友ケ島で行われる清掃活動に焦点を当てています。そもそも、川を通じて流入する海洋ごみの実態を調査し、マイクロプラスチックが環境に与える影響を学びます。活動は次のようになります。
- - 専門家による講座を開催(4/22 終了)
- - 環境問題をテーマとした映画の上映と監督との座談会を実施(9/21)、
- - その後、友ケ島での清掃活動を行います(10/5)。
この活動を通じて、学生は持続可能な社会作りへの関心を高め、実際に行動するよう奨励されます。
学生の成長と地域貢献
これらのプロジェクトを通じて、学生は単に学びを得るだけでなく、社会に対して実際に貢献する機会を手にします。卒業後も様々な社会課題へ主体的に取り組む人材の育成を目指して、関西大学ボランティアセンターは引き続き学生の社会参画を促進していきます。
関心のある方は、ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか。持続可能な未来のために、今できることを一緒に考えていきましょう。