KANAの新たな取り組み、OCM製ローラチェーン336種類の在庫化
片山チエン株式会社、通称KANAが、業務提携先であるオリエンタルチエン工業(OCM)と共に、336種類のロールチェーンを新たに在庫化しました。この新しい取り組みは、特に多品種少量生産が求められる業界において、即納体制を強化するものです。
新しい在庫体制の特徴
KANAは、パートナーのOCMが製造する4,000種類に及ぶローラチェーンの中から、特に需要の高い336種類を選択し、通常在庫品としての取り扱いを開始しました。これに加え、顧客の要求に応じた長さへの切断サービス「チェーン寸法切り」も提供し、迅速な納品を実現しています。これにより、ものづくり企業が必要な資材を必要なタイミングで調達できるようになります。
KANAの強みである300万点以上の在庫と当日発送体制、さらにOCMの高い技術力を組み合わせることで、製造業界における納期短縮や調達リスクの低減が可能になるのです。これは、企業が本来のものづくりに専念できる環境を作り出すための一歩となります。
業界の現状と今後の展望
現在、国内の製造業を取り巻く環境は厳しく、労働人口の減少や海外競争の激化といった課題が浮上しています。このような背景から、業界全体での企業再編が進み、チェーン業界においても例外ではありません。KANAは、このような変化に対応するため、OCMとの提携を通じてより安定した供給体制を構築する計画です。
特に注目すべきは、KANAの「DOLS」(Direct Order Line Service)や「ランニングストック」サービスの導入です。これらのサービスは、膨大な在庫を自動倉庫で効率的に管理し、注文への迅速な対応を可能にします。17時までの注文であれば当日発送が実現し、小ロットの受注製作品についても、数年分の需要を事前にまとめて製作しておくことで、在庫として持ち、一個単位から提供することができます。
顧客への約束
KANAは、顧客満足と安心を提供することをミッションとし続けています。多種多様なニーズに応えるため、柔軟かつ迅速な対応が求められる中で、高品質な製品を安定的に供給する体制を整えていきます。KANAとOCMの協力を通じて、ものづくり企業が直面する課題に真摯に向き合い、より良い解決策を提供し続けていくつもりです。
今後もKANAは、安定供給による顧客の信頼をさらに深め、新たな価値を創造していくことを目指します。