大阪に新たな拠点、奈良を目指す宿泊スタイルの提案

大阪に新たな宿泊施設、奈良を意識した拠点の誕生

奈良で130室を展開する株式会社コンフィーステイが、大阪市に3つの新しい宿泊施設を開業しました。この動きは、大阪・関西万博を契機に高まる外国人観光客の関心を背景に、奈良への旅行を促進するための戦略的な取り組みです。

【背景と目的】

近年、大阪や京都への観光客が増加する中で、奈良の魅力をより多くの人々に届けるには、奈良単体ではなく、関西全体としての連携が必要であるとの認識から、このプロジェクトが始まりました。実際、当社が運営する宿泊施設においては、「大阪での観光の後に奈良で穏やかな時間を過ごしたい」という意見が増えていることからも、ニーズが拡大していることが伺えます。

このような旅行形態に応えるために、コンフィーステイは大阪に新たな拠点を設置し、大阪での宿泊を通じて奈良への関心を更に高めていくことを目指しています。

【施設の特徴】

新設された3つの施設、TAISHO-7（大正セブン）、TEN-6（テンシックス）、雨垂庵（しずくあん）はいずれもアクセスの良い立地にあり、観光、ビジネス、家族旅行といった多彩な利用シーンに対応しています。各施設には、キッチンや洗濯機が完備されており、「住むように暮らす」というコンセプトが引き継がれています。

この新しい宿泊スタイルは、観光地の中心に位置しながら、まるで自宅にいるかのようなくつろぎを提供します。特に、大阪市内での滞在を経た上で、奈良を訪れるという新たな旅の形を提案し、都市と古都をつなぐ架け橋となることでしょう。

【今後の展望】

コンフィーステイは、大阪で得られた運営ノウハウを生かし、奈良を起点とする宿泊ブランドとしての地位を一層強化する計画です。将来的には全国各地への展開も視野に入れ、地域文化と滞在型観光の融合を目指した宿泊ネットワークの構築に向けて進んでいきます。

【会社概要】

株式会社コンフィーステイは、奈良県奈良市に本社を構え、宿泊施設の企画から運営、管理、地域観光促進を行っています。代表の金児崇行氏は、「奈良発の宿泊の新しい形を全国へ」とのビジョンを掲げています。

これからも、奈良のホスピタリティと地域とのつながりを大切にしながら、新しい観光形態を提案し続けていくことでしょう。観光客との新しい出会いを生む、コンフィーステイの挑戦から目が離せません。